<寺田寛明 コメント>
――決勝進出が決まった瞬間は、どう思いましたか?
僕は、芸歴制限が設けられた年から決勝に行ってて、芸歴制限のない『R-1』では決勝に行ったことがなかったので、今年は厳しいのかなと正直思っていました。しかも、去年が決勝3位で自分の中で一番いいネタを作れた感覚があったので。
今年は、そもそもネタができていなくて厳しいかもな、と思いながらどうにか間に合わせた状況でしたが、決勝に進めて本当にホッとしました。
――準決勝での手応えは?
準決勝のネタは、2週間前から作り始めてギリギリ間に合わせた感じだったので、出番前は本当に不安でした。
でも、やり始めたらめちゃくちゃウケて「これはいけたな」という感覚が明確にあったので、ネタが終わってからは、正直あまりドキドキしなかったです。やる前が一番緊張しました。
――4年連続の決勝進出です。心境の変化はありますか?
決勝だけは慣れないですね。予選はライブだから慣れてるんですけど、過去3回の決勝は緊張しっぱなしでした。なんなら、去年の決勝が一番噛みましたね、3、4回くらい(笑)。
自分の紹介VTRが流れてから、生放送でネタをやることにいつ慣れるのかっていうのは、一番大きな課題です。やっぱり、今年も緊張しますね。
――芸歴制限撤廃を聞いたときの心境は?
うれしさと「そうか…」っていう気持ちが半々でした。『R-1』に出たくて芸人を始めたので、これからもずっと出場できるんだ、今年が最後にならないんだっていうのはうれしかったです。
一方で、優勝するまで終われなくなってしまった、しかも強い人たちが帰ってくるなかでっていうところもあります。
でもやっぱり、その方が『R-1』盛り上がるなとも思うので、本当に複雑ですね。
――ファイナリスト9人を見ていかがですか?
すごくいいメンバーで盛り上がりそうです。
サツマカワRPGやトンツカタンお抹茶は一緒にライブ出てる友だちですし、事務所の先輩のルシファー吉岡さんと初めて一緒に決勝にいけたことがうれしいです。
マセキ(芸能社)はまだ賞レースの王者がいないので、2人で進めたのは激アツ!どっちかは優勝したいです。
ルシファーさんは決勝6回目、僕も4回目で『R-1』に残り続けているので、どっちかが卒業できるように。
――ファイナリストの中で一番負けたくない人は?
「お抹茶が決勝にきたらヤバいな」とはずっと思っていたんですけど、出番順のくじを引いたら、僕の1個前がkento fukayaで。直接比較されると思うので、kentoには絶対に勝たなきゃいけないと思います。一番のライバルですね。
――自分の強みや持ち味はどこにあると思いますか?
僕には文字しかなく、それ以外のフィジカルの部分がありません。
正直、僕を人間として見たときに、芸人に向いていないというのは自分の意識としてあります。ただ、それを全部お笑いが好きということで飛び越えてきました。
その思いを文字に、モニターにすべて込めているので、そこに注目して見てほしいです。
――なぜ“ピン”芸人に?ピンの魅力は?
僕でいうと一番ノイズなく、文字の面白さを見てもらえるのはピン芸人かなと。自分のやりたいことに合っていたのがピンでした。
あと、コンビだと自分以外の人生も半分背負わなきゃいけなくて、僕は怖いので。相手に迷惑がかかることもあるだろうし、1人が一番楽。自分の性格にも合っていると思います。
子どものころからピンネタばかり見てきて、一番好きなのがピン芸人だったので、やっぱり僕は1人でやるのが一番好きですね。
――優勝したら出てみたい番組はありますか?
いや~…これが怖くて。優勝したいだけなんですよね。
こんなこと言ったらダメなんですけど、バラエティにめっちゃ出たいというわけではなく。『R-1』王者として呼ばれるトーク番組が怖いので、自分に向いている番組がいいです(笑)。
大喜利とか『IPPONグランプリ』(フジテレビ)には出てみたいです。
――自分にキャッチコピーをつけてください!
難しいな…。「お笑いオタクの執念」ですかね。
――決勝の目標と意気込みを教えてください!
当然、優勝が目標ですけど、過去3年間で10位、6位、3位と、最下位から『R-1』の全部を経験してきているので。
ここで優勝するのがきれいですし、2本目にめっちゃやりたいネタがあるので、どうにか2本見せられるところまでは、絶対に行きたいです。
――最後に、寺田寛明さんにとって『R-1グランプリ』とは?
ずっと愛してるけどなかなかいい返事がもらえない「片想い」。今年こそは、と思っています。