自身の葬式のプランを相談するため、岸圭吾(深澤辰哉)が働く葬儀場を訪ねた椎名瞳(奈緒)の父・雅彦(木梨憲武)は、パーッと楽しい葬式にしたい、遺影も弔問客が思わず笑ってしまうような写真がいいとリクエスト。

岸は、過去に類を見ない依頼に戸惑いながらも、だったら…と瞳が遺影の写真を撮ることを提案し、瞳も「お父さんが喜ぶなら…」と了承する。

椎名家で行われた撮影会には、岸と大里美奈子(見上愛)も駆けつけ、大学時代の写真部さながらの雰囲気で着々と準備が進められていく。

雅彦は、そんな3人の姿にまた1つ、自分の知らなかった娘の姿を見られた喜びを感じながら、自身は底抜けの明るさで、まるで遺影とは思えないポーズを次々と繰り出した。

瞳は、そんな父にあきれながらも、雅彦の願いをかなえたい一心でシャッターを切っていく。

一方、“死ぬまでにやりたいことリスト”の項目は残り3つ。雅彦は、そのうちの1つで、12歳のときに小学校の校庭に埋めたタイムカプセルを掘り出したいと考えるが、すでに体の痛みは慢性化し、体力も落ちていることから半ばあきらめかけていた。

そこで、瞳と川上一馬(濱田岳)が代わりに現地の様子を見に行くことになるが、到着した小学校の前には工事用のフェンスが立ち並んでいて…。