武四郎の成長と共に増えた専門的な動きと用語に吉沢亮「こんな大変だったっけ?」
──前作から約1年経過し武四郎にも変化があると思いますが、その変化はどのように演じましたか?
あまり変えることは考えていませんでした。連続ドラマのときも「あまり芝居をしようとしない」ことを意識していて。その場で感じたものを表現しようとはせず、「ただその場で感じているだけ」というふうに演じていました。
それは、前作の台本を読んだときに、武四郎に近いものが自分にもあるなと感じて、作り込むよりも僕の感情をそのまま使ったほうがリアルでいいんじゃないかと思ったからなんです。
今回も、約1年経っているとか、成長をしているからということは意識せず、そのままで演じました。
──医療所作や専門用語は前回以上に必要な場面が増えたと思いますが、そのあたりの変化はいかがでしたか?
すごく難しい動きや言葉が増えて、「こんなに大変だったっけ?」という感じでした。成長は意識していないと話しましたけど、ほぼ1人で手術を回すシーンがあって。
大変でしたけど、医療監修の先生方が丁寧に教えてくださるので、なんの心配もなくやらせていただきました。
──所作と専門用語はどちらが難しかったですか?
意外と動きよりもセリフのほうが難しかったかもしれません。動きとセリフが両方あると覚えやすいな、ということは思いました。
──医療もののセリフは、ほかの作品のセリフと覚え方は違うのでしょうか?
覚え方は一緒ですが、現場で柔軟に対応できるように、基本的に何度か台本に目を通して、なんとなくセリフが頭に入ったら、あとは現場で形にするようにしているんです。
でも、今回の手術シーンのように難しい医療用語がたくさん出てくる場合は、“なんとなく”ではダメなので、完ぺきに覚えてから現場に入っていました。
──久しぶりの『PICU』の現場ですぐに武四郎に戻れましたか?
スッと戻れたような気がしています。
あと、武四郎の自宅のシーンを撮るときに、連続ドラマのときと同じ導線を通って家に入ったら懐かしくて、「帰ってきたな」という感じがしました。