そこへ二宮が現れる。「ヒルコ様!」と声をかける人々。二宮に促され、寿や人々は「修理固成」と唱えて不老不死のカプセルを飲み込み、歓声を上げる。
寿は二宮に、天石戸別神(あめのいわとのわけのかみ)である興玉の事戸(ことど)渡しを促した。
豊玉は力を振り絞り、空気中の水を集めて自身と芹田の拘束を解き、なんとか抵抗しようとするが、ヒルコの手下によって制圧されてしまう。
ヒルコに乗っ取られた二宮(成海璃子)がさらなる“選別”を謀る
興玉に近づいた二宮は、事戸を渡さず「一緒に来てください」と声をかける。寿が二宮の首元を確認する
と、そこには呪符が。二宮は本物のヒルコではなかった。
「ヒルコ様は別の場所に?」「どうかお姿を…」と寿たちが詰め寄ると、「皆さんには失望しました。選別させてもらいます」とヒルコに乗っ取られた二宮が話すと、次の瞬間、寿たちは次々と血を吐いて倒れていく。カプセルには毒が入っていたのだ。

裏切られた寿は拳銃を取り出し、二宮に発砲。二宮はすぐに立ち上がり、寿に発砲。寿は絶命した。
ヒルコに乗っ取られた二宮は、興玉を連れて歩き出そうとするが、二宮の身体がこれ以上もたないことに気づき、興玉に呪符を貼ろうと試みる。
その時、宇喜之民生(小日向文世)が現れた。