『バットマン』のジョーカーに共感!?歌舞伎との共通点も

―今、ハマっているものやマイブームがあれば聞かせてください。

小さいころから、映画『バットマン』に登場する悪役のジョーカーが好きで、ホアキン・フェニックスが主演した最新作(『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』)が今年、公開される予定なので、それを楽しみに待っているところです。時間を見つけてはジョーカー関連のことを調べるなど、ジョーカーのとりこです。

――ヒーローのバットマンではなく、ジョーカーに惹かれるのはどうしてですか?

最初に見たのが、ヒース・レジャーがジョーカーを演じた作品(『ダークナイト』)で、あのインパクトが強烈だったんです。もともと、サーカスやピエロがもつ、表向きは明るくて陽気なんだけど、どこか怖さもあるというような雰囲気が好きで。白塗りという歌舞伎との共通点も関係しているのかもしれません。

――ダークヒーローに憧れがあるとか?

歌舞伎でもそうなのですが、演じるのも悪役のほうが好きです。2月の博多座ではほぼ初めての悪役を演じさせていただきまして、こういう役柄を今後も演じていきたいと思いました。今回の「鬼平犯科帳 血闘」で演じた銕三郎は悪役ではないですが、かなりヤンチャで危なっかしい役柄でしたので、やっていて楽しかったです。