<向井康二 コメント>
――オファーを受けたときは、どう思いましたか?
今年1月クールの火ドラ★イレブン『リビングの松永さん』が終わるタイミングで、マネジャーから聞きまして、すごくうれしかったです。
カンテレさんのドラマに、続けて出演させていただけるのは、本当にありがたいです。火ドラ★イレブンではバーテンダー、月10枠では焼き鳥屋さん…と、またカウンターを挟む役柄なので、カウンター役をレベルアップしていきたいです(笑)。
バーテンダーの“けんちゃん”から、焼き鳥屋の“しんちゃん”に転職ですね。
カウンターを挟む役といっても、今回は焼き鳥屋さんで、鳥を焼きながらのセリフや演技になるので難しいし、焦げて無駄にしたくないから、めちゃくちゃひっくり返しています。
初日の撮影で、焼き鳥を40本くらい焼いたのですが、実は、撮影中、炭の勢いがめっちゃ強くて…(笑)。思った以上に撮影現場は暑いですが、ありがたいことなので頑張っています。焼き鳥は、スタッフさんとおいしくいただきました!
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
まだちょっと緊張しています。スタッフさんもみなさんいい人だし、お芝居に対して真剣で経験の多い共演者のみなさんから、日々刺激をもらっています。
僕は、その支えになれたらいいなという気持ちで、楽しい現場にしていきたいです。
――向井さん演じる、小松真吾について教えてください。
しんちゃんは、愛がある人だと思います。子どもも好きだし、離婚した奥さんのこともちゃんと大事にしているし。仲間が集う場になる店の店主で、恋人よりも友だちを優先しちゃうタイプかなと感じています。
焼き鳥屋さんの店長役なので、お店の中では気持ちオーバー気味には演じています。仕事に行くときには一つギアを入れるから、お店モードの店長しんちゃんですね。
加えて、父親として子どもと向き合うシーンも出てくるので、自分の店にいるときとは、また違う父親の顔ができたらいいなと思っています。
僕自身、器用なタイプではないので、1個キャラを作るというよりは、あまり役作りせず自然にできたらと思っています。
ベテランのみなさんが多い現場なので、たくさん吸収していきたいです。
店長の衣装を着ると、やっぱり気持ちも変わりますよね! 焼き鳥屋さんの動画を見て、ベースの流れだけはつかんで、あとは行きつけの焼き鳥屋さんに行って、焼く練習はさせてもらいました。でも、炭の感じが店によって全然違うから、撮影はちょっと苦労しました(笑)。
初の子持ち役、初のバツイチ役で、役柄的に初めてが多くて…結婚って未知なので、役で結婚を味わってみたいと思います。
バツイチということで、ファンのみなさん、チャンスありますよ(笑)!
――共演者のみなさんの印象は?
勝手にクールな印象が杉野くんにあったので、あまりしゃべらない方かなと思っていたのですが、全然そんなことなくて(笑)。
僕がビールを渡すシーンでの杉野くんのお芝居にグッときちゃって、撮影終わりで「今の目の感じ、めっちゃ良かった」って言ったら、「やめてよ、意識しちゃうじゃん(笑)」って言ってくれました。
たしかに、意識しちゃうよね(笑)。でも、僕がキュンとしちゃったから伝えちゃいました。もっと距離を縮められたらいいなと思います。
同級生役の岡崎さんは、今回初めましてなんですが、モデルさんもされていてバラエティ番組にも出られたりして、女優さんでありながら面白い一面もあるハイブリッドな方だなと。
宮澤さんは、本当に素敵な大人な方だなと。二人での芝居のシーンもあってキャッチボールしている感じがすごく僕自身よくて、良いシーンになったのではないかと思います。
それと…撮影で杉野くん、岡崎さん、宮澤さんに僕が焼き鳥を焼いて渡しても、誰も食べてくれなくて。「食べて!誰も食べないじゃん!」って思いながら演じてました。
次は、食べさせようと思います(笑)。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
医療と山岳のコラボということで、新しいドラマになっています。人同士の関係性というか、当たり前にある日常の尊さを思い出させてくれますし、家族や大事な人に会いたくなったりするかなと思います。
楽しいシーンと、ジーンとするシーンとのギャップもあるので、ぜひ大切な誰かと見ていただきたいです。
しんちゃん的な見どころは…焼き鳥が焦げてるか、焦げてないか(笑)。セリフに集中しすぎて焼き鳥を焦がさないように頑張ります。
あと、しんちゃんが店で使っている台拭きが毎回変わっていて、スタッフさんのお母さんの手作りなんです。オレンジ色とか、雪だるま柄とか、ちょっとしたSnow Man要素もあるかもなので、楽しみにしていただきたいです!