真白は他の選手たちに練習の中止を告げ、普段は練習後に選手たちにやらせているリンクの整備も自分がやると伝える。

リンクの整備をしている真白と話したミコは、彼女が吹雪を犯人だと決めつけていることに違和感を覚えていた。

森野にそのことを伝えたミコは、客席の照明が落とされて暗くなっていたアイスショーのリハーサルの間──つまりミコが真白の姿を確認していなかったおよそ5分の間に、真白がそこから抜け出して犯行に及ぶことができたかどうか、検証することにする。

だがミコによる実証実験の結果は、6分を切ることすらできなかった。

施設の外まで来て懸命に走るミコの姿を見つめていた森野は、意を決してミコの元へと向かい、自分が走ると告げる。森野の推察では、おそらく走ったコースも違うらしい。

森野は、ショートカット出来るルートを探し、4分ほどで戻ってくることが可能であることを証明してみせた。

アリバイは崩せたものの決定的な証拠を探していたミコと森野は、美音の左の手のひらに細い傷があることに気づく。そこでミコは、真白が身につけていたネックレスがなくなっていたことを思い出した。