クリスマスコンサートは盛況のうちに幕を閉じた。

客が去った会場で、遥斗は明日香をねぎらう。遥斗は高校時代に『花のワルツ』を演奏していた明日香が楽しそうだったと言うが…。

実は、遥斗は別の用事で演奏を見ていなかった。そこで明日香は遥斗が思い出したふりしていることに気づく。明日香は気を使わないでほしいと言うが、遥斗は謝って去ってしまった。

友里に、遥斗との出来事を相談する明日香。遥斗の記憶が戻ることを願うのは自分のエゴではないかと尋ねる明日香を、友里は客観的になれるのは良いことだと慰める。