<近藤匡(プロデューサー)コメント>
長野県松本市で育った私が小学5年生だったころ、地元の街は大変な盛り上がりを見せていました。テレビでドラマ『白線流し』(フジテレビ)が放送され、学校の友だちも、先生も、自分の親も、知らない大人も、この街で生きている人たちみんながそのドラマを見ているような熱量。
自分の街がテレビ画面に映り、そこでお芝居をしている俳優さんたちが輝く。高揚感がすさまじく、今この瞬間、この世界の中心は、この街なんだとすら思えるほどでした。
だからなのか、スピッツさんが歌う『白線流し』の主題歌『空も飛べるはず』を耳にすると、今でもあのころのように心がふわりと持ち上がって、ワクワクとした気持ちになるんです。
地元の松本市でドラマを作れると決まったとき、真っ先に思ったのは、このドラマを見てくれた人、そして地元の人たちに、あのときの私と同じような思いを感じてほしいということ。
だから、すさまじい高揚感とワクワク感を抱かせ、ドラマの世界観に寄り添ってくれて、見た人を世界の中心に連れて行ってくれるアーティストに主題歌をお願いしたいと強く思いました。
それが、私にとってはOfficial髭男dismさんであり、Official髭男dismさん以外は考えられませんでした。
素晴らしい主題歌です。ぜひ大自然の中で紡がれるドラマの映像とともにお楽しみいただきたい主題歌です。きっと、見てくれた人をドラマの奥底の、世界の中心に連れて行ってくれるような主題歌です。