“芝居”をするのではなく、リアルなテンポ感を大切に

――とてもセンシティブなテーマで、演じる難しさもあると思います。

細田:監督から最初にかけていただいた言葉が、いわゆる「お芝居をしてほしいわけじゃなく、二人のリアルな会話のテンポ感を大切にしてほしい」ということでした。

話数が進んでいくなか、大きく揺れ動く心や、その場でしか体感できないことがきっとあると思います。そのときの自分自身はどういう感じになるのだろうかという、心配や不安とはまたちょっと違うけれど、少しソワソワしています。

桜田:今回の台本はト書きがあまり書かれていなく、決められた動きなどが多くないので、その場で生まれるものや恋人同士の距離感、友だち同士のじゃれ合いみたいなものを大切にしていきたいなって。難しそうというより、楽しみのほうが大きいです。

――1話では「初めて」というワードが度々登場しますが、最近、経験した“初めて”について聞かせてください。

細田:ついさっき、本読みをしました。そこで初めて宝のセリフを声に出して、福とのかけ合いを演じてきたばかりです。

桜田:私も細田さんと今日やっとお会いできたことが、“初めて”の出来事です。二人とも芸能歴は長いものの、一度も共演することなくここまできたので、やっとご一緒できたことが嬉しいです。