享は、昨日会った女性・南が気になり、NPO法人「Not Alone」 の相談所を訪れた。南から困っている人に手を差し伸べる活動をしていることを聞かされて、“虚しくないのか?”と単純に疑問を聞く。南は、“この社会は平等じゃないから虚しくない”と回答した。
社会は平等だと感じていた享は、他の医師たちと、なぜかそこにいる岡本とその会話についての疑問を話すが、岡本だけは、堀井が男ではないかという別の疑問を感じていた。
その日の夜、男性・ムハマドの自転車乗り捨てを注意する駐輪場警備員・加地。
その時、フードをかぶった黒ずくめの男数名が駐輪場の精算機を破壊しているところにも遭遇。その男たちから暴行を受けた加地は、それがきっかけで、雇用主に解雇を告げられてしまう。
ある日、ヨウコは聖まごころ病院を再度訪れる。
海外医師免許があり、元アメリカ軍隊病院で働いていたヨウコ。病院の救世主かと思えたが、日本での医師免許がなく、ここで働くことはできなかった。
そこに、南から享に電話が入る。南は銃で撃たれ出血しているムハマドを処置してほしいと懇願するが、享は外科医がいないので対応できないと拒否。しかし難民申請が通っていないムハマドは、他の病院行ったら、そのまま強制送還されてしまうと南は言う。
そのムハマドたちの様子を見ていたヨウコは、南と共に聖まごころ病院へ向かった。