2024年7月26日に開会式が行われるパリオリンピックのメダル候補を紹介する「メダルへの道」。今回は、2大会連続のオリンピック出場を決めたフェンシング・男子エペ・加納虹輝選手。
「フェンシングをやりたい」と言った息子を支えた両親と、その両親に対する加納選手の感謝の思いに迫ります。
加納虹輝選手 磨き上げられた正確な「突き」
フェンシングには「フルーレ」「エペ」「サーブル」の3種目がある中、加納選手が専門とするのは「エペ」。
頭から足の裏まで全身すべてが有効面で先に突いた方にポイントが入るというシンプルなルールが特徴です。
この種目で加納選手は、東京オリンピックに初出場。
団体戦では男女通じて、初めての金メダルをもたらしました。
加納選手:
特別な舞台で金メダルを獲得することができたんだなというのは後々実感することができました
世界の頂に立った加納選手の武器は日々の鍛錬で磨き上げた基本の「突き」。
的に貼られた小さなシールも加納選手の手にかかれば…
ピンポイントであたります!
この剣さばきで歴史を塗り替えた加納選手。
そのフェンシング人生には家族の支えがありました。
息子の思いに応える両親の行動力と献身的なサポート
実はフェンシングを始めるよりも先に3歳から器械体操をやっていた加納選手。
オリンピック出場を目指して取り組んでいたと言いますがそんな加納選手の目に止まったのが、2008年北京オリンピックで日本に初めてのメダルをもたらした太田雄貴さんの雄姿でした。
加納選手:
その時初めてフェンシングという競技を知って
この競技をやってみたいなっていうので始めました
当時のことについてご実家に取材に行くと両親の行動力のすごさが分かりました。
母・貴子さん:
(突然)『フェンシングをやりたい』って言ったのでフェンシングできる場所を調べて、(家に)帰ってくるときにはここに行こうかっていう話まで持ってきてました
母・貴子さん:
決めるのは本人だけど情報として渡すのは私たちの仕事だってずっと思っていたのでなるべく早く見つけてあげたいなって思いました
そして、加納選手は小学6年生からフェンシングを始め、両親は車で約50分のクラブまで毎回送迎していたといいます。
父・政光さん:
5円玉をつるしたんですけどこれをひたすら剣で突くという地味な練習をひたすら毎日してましたね
自宅でも毎日練習するほど真剣に取り組んでいそうですが…
加納選手:
家で毎日やっていた練習がおろそかになる日があったりしたんですね
そのときに父親は結構怒るんですよ
父・政光さん:
練習でも本人がやるって決めたことを途中で投げ出すことは許せなかったですね
中途半端に今日はやる気がないからやらないとかそういうことは僕は嫌だったので
自分でやると決めたこと。
それを投げ出すことを父・政光さんは許さなかったといいます。
“両親のサポートに対する感謝の気持ち”がメダルへの道
フェンシング経験がないながらも息子の成長のためにサポートし続けた両親。
そんな両親に対して加納選手は…
加納選手:
家族の協力がなければ絶対にここまでフェンシングを続けることすらできてなかったと思うのでそこは本当に感謝しています
両親のサポートに対する感謝の気持ち。それが加納選手のメダルへの道です。
加納選手:
何のために活躍したいのかっていうのを明確にすることでより頑張れると思うので
個人・団体と、どちらでも金メダルを獲得すればこれ以上ないぐらいの恩返しができるんじゃないかなと思っています
(『めざましテレビ』2024年7月9日放送より)