「どのコーナーで何が起きるかわからない」27時間後のカタルシスを目指して

矢﨑裕明チーフプロデューサー

ーーこれまでの27時間テレビで最も印象に残っている回を教えてください。

 個人的には、2014年のSMAPさんが総合司会を務めた回が印象に残っています。特に最後のヘロヘロになりながらのノンストップライブは今でも忘れられませんし、影響を受けていると思います。今回も、芸人さんたちがヘロヘロになりながらダンスを披露するエンディングを用意しているので、そこにも注目してほしいですね。

ーー27時間テレビならではの、生放送で期待することはありますか?

本当に悪い方向のハプニングは起きてほしくないですが、どのコーナーで何が起きるかわからないのが生放送の醍醐味ですよね。特に番組の最後のダンス企画では、演者さんたちの感情が揺さぶられて、スタッフ含めて皆で泣いて終わるぐらいのカタルシスを期待しています。

それが27時間テレビの集大成となり、さらにその先のレギュラー番組につながる着火剤になればいいなと思っています。でも、なかなか皆さん泣かないんでね、長田さんが号泣したらすごいなと思いますが(笑)。

とにかく1分でも1秒でも多く見ていただいて、純粋に笑っていただき、元気になったと感じてもらえるような番組にしたいです。27時間テレビを通じて、視聴者の皆さんに元気を届けられたら嬉しいです。

ーー最後に、視聴者へのメッセージをお願いします。

27時間テレビは、単なる1回限りのイベントではありません。これをきっかけに、新しい「カギ」の面白さを再発見していただき、今後10年以上続く番組への入り口になればと思っています。

ぜひ、この27時間テレビを一緒に楽しんでいただき、その後もレギュラー番組を応援していただけたら嬉しいです。7月20日、21日の放送をどうぞお楽しみに!