<コラム>『新宿野戦病院』第3話

今回も今回とて…いや、今回の方が、どういう感情で見ていいのか、わからなすぎる!!

まず、聖まごころ病院の“資金繰り問題”ですよ。最近の医療モノってのは、この、“資金繰り問題”に触れておくってのが、マストもマストで、その問題に触れておかなければ、現代の医療問題をリアルに描いていない!けしからん!的な、病院だって慈善事業とちゃうねんぞ!的な(謎に関西弁)、僕みたいな、毎日毎日ドラマばっかり見てる、評論家きどりの、にわかドラマウォッチャーは、そういう判定をくだしがちなわけです(知らんがな)。

で、それを踏まえての、今回の第3話。その、現代の医療ドラマを語るうえで、超重要事項であるはずの、“資金繰り問題”が、まさかまさか、イノキ…じゃない、白木さん(高畑淳子/このくだり、ホントにひどすぎて最高!イノキは、イノキだものね…涙)の“働き方改革”に端を発して、享(仲野太賀)が月曜限定のビューティクリニックを開業!って、いくらなんでもふざけすぎ!!(褒めてます)

しかも、大々的な宣伝活動(ホストの体験入店まではコメディリリーフとして普通に受け流せたとしても、あんなバカでかい宣伝カー…っていうかトラックまで登場させるこのドラマの“作りこみ”具合、異常です!)も相まって、美容系インフルエンサー、イ・オンナ(余貴美子)さんの絶大なる影響も相まって(ネーミングセンス!)、見事に大・解・決!!ってさ、いくらなんでも、ふざけすぎでしょ!!(いやだから褒めてます)

だって、こんなにも深刻感ゼロで、むしろ爆笑まで交えて、いや爆笑しかなくて、そそくさと、あっさり、“資金繰り問題”が、解決されてしまうだなんて、前代未聞すぎるでしょ。

で、だけど、これこそが、革命!!医療ドラマ革命!!医療ドラマ新時代!!(!?)と、ドラマウォッチャーとして、大歓喜!!してたのに、ラストもラスト、これまた超あっさり、頓挫しちゃって、大失敗!!してしまうだなんて、どんだけこのドラマは僕の感情を揺さぶるんでしょう!?