救命救急センターに、中学生・北村翔太(味元耀大)が搬送された。翔太はサッカーの練習中、ほかの生徒と接触して腹部にヒザがぶつかり腹痛を訴えて倒れたという。
進藤は、翔太に腹腔内出血を認める。翔太の出血は増えて血圧が下がり、出血性ショックを起こした。進藤は緊急オペを決断し、天野に執刀を任せるが、戸惑う天野。
そんななか、救急外来に複数の患者が来て、人手が足らないという知らせが入る。小島が研修医・長良達平(中山翔貴)を応援に行かせようとするが、天野がオペを放り出して外来に行ってしまう。
翔太のオペは、専攻医・宮沢蓮(木戸大聖)が代わりに行うことになった。
その後のカンファレンスで小島は天野に、進藤から執刀を任されたのになぜ外来に行ったのかと尋ねる。すると天野は、状況を見てそれが適切だと思ったからだと答える。
チーム医療の救命で、天野の判断は間違っていなかったと意見する鳥羽野。一方、進藤は「救命医を続けていれば、医者が1人で闘うしかない状況もある」と言って、その場を出ていった。
進藤(江口洋介)の厳しい言葉に天野(萩原利久)はショックを受ける
辻はスタッフ陣に、進藤がカンボジアの無医村で働いていたと話す。すると天野は、自分は実家の総合病院を継ぐために救命の専門医の資格を取りたいだけで、救命医として1人で患者を救う状況になることはないと言う。
家具の下敷きになり、胸の痛みと呼吸苦を訴える患者の受け入れ要請を受ける救命救急センター。鳥羽野らは受け入れ準備を始める。
そのとき、別の患者のオペで手が足りないので応援が欲しいという要請が来る。鳥羽野が応援に行くことになり、天野が搬送されてくる患者の対応を任された。
搬送されてきた患者の処置を始めた天野は患者の胸に、皮膚の下に空気が溜まる皮下気腫を認めるが、どうしていいかわからない。
隣で、進藤とともに別の患者のオペを行っていた鳥羽野が天野に、緊張性気胸を起こしているので緊急脱気して胸腔に溜まった空気を抜くようにと指示。
天野は、看護師長・菅野心也(金田哲)から緊急脱気するための針を渡されるが、穿刺できない。そのうちに患者の血圧がどんどん下がっていく。
進藤が天野から針を奪い、患者の胸に穿刺。天野は、進藤の処置を見ていることしかできなかった。
処置が終わったあと、天野は進藤から、なぜ穿刺しなかったのかと問われる。
正解を知っている人に任せて何が悪いのかと反論する天野は、自分の判断によって患者が命を落とすのではないかと恐れていた。
進藤は、どんな医師でも患者が助かったときに正解だったと言えるだけだと告げて「お前みたいな臆病者は救命医に向いてない」と言い放つ。
天野は、医局に集まっていたスタッフ陣に病院を辞めると言い残して立ち去った。
