キレイなだけじゃない!底知れぬ昆虫のパワーを体感
会場にはムシにまつわるあれこれを「見る」だけでなく、「触る」「嗅ぐ」「聴く」といった体験コーナーも設置されています。体感することにより、さらなるムシの不思議で神秘的な魅力に引き込まれます。
まずは会場でひときわ目を引く“謎の穴”が空いている壁へ。
こちらは、「素数ゼミ」の鳴き声を体験できるコーナー。「素数ゼミ」とは、17年、13年周期で大発生するセミのこと。決まった周期で大発生するだけでなく、複数のブルード(年次集団)が重なることが基本的にないなど、未だに大いなる謎を秘めた存在です。
そんな素数ゼミが、2024年にアメリカ・イリノイ州で221年ぶりに大発生。17と13の公倍数である221年という年に2つの年次集団の発生が重なったという、記念すべき世紀の大発生の様子を本展ではしっかりとレポート。その際に採集したセミの大合唱を体験できます。
壁の穴に頭を入れると、360度から体験したことのないようなセミの大合唱が響きます。しみじみと聞くセミの声とは違い、風流な気持ちが吹き飛ぶほどの大合唱に、セミの持つ底知れぬパワーと生命力を感じます。人知を超えた自然の神秘がダイレクトに脳に響いて、何だかこちらにも力がみなぎってきます。
体験コーナーは他にも、顕微鏡でクロカタゾウムシの「あしのうら」を覗き見たり、シタバチを引き寄せる「におい」を嗅いでみたり、生体展示もあったりと、様々な趣向を凝らした展示で楽しませてくれます。