マニアックな世界の扉を開く!巨大模型は絶好のフォトスポット

正直なところ、昆虫が得意ではないどころか苦手な編集部員ですが、事前にインタビューしたアンガールズのお2人から「絶対に好きな昆虫が見つかる、昆虫嫌いな人にこそ行ってほしい!」と熱弁されたこともあり、恐る恐る会場に入ってみることに。

まずは「昆虫とムシ」の定義を説明したパネルが並び、いきなり昆虫に出会わずに済んでホッと胸をなでおろします。

続いて並ぶパネルには本展を監修するマニアックな研究者たち5人による「ハチ類、コウチュウ類、チョウ・ガ類、トンボ類、クモ類」の解説が書かれた「MANIACへの誘い」が。

特別展「昆虫 MANIAC」オープニングセレモニーに登壇した監修者 左から)奥村賢一(クモ類)、清拓哉(トンボ類)、神保宇嗣(チョウ・ガ類)、野村周平(コウチュウ類)、井手竜也(総合監修、ハチ類)

パネルからは昆虫・ムシの系統や分類などを専門にする研究者たちの、マニアックな熱量があふれ、この展覧会がただの展覧会ではないという気配を伝えてきます。そして、ここを抜けたらいよいよMANIACワールドへ突入です…!

ギンヤンマのヤゴ巨大模型

ウスバキチョウの巨大模型

まず目に飛び込んでくるのは、研究者が細部にまでこだわって監修した5体の巨大模型。ギンヤンマのヤゴが下あごでアカムシを捕らえる瞬間、オオナガトゲグモが網を張って長いトゲを立てている姿が再現され、臨場感あふれるムシの巨大模型が2メートルを超える大きさで迫ってきます。

会場は写真撮影OKなので、巨大模型は絶好のフォトスポット!向き合ってみると捕食される側の気持ちが味わえるかも?

上を見ても巨大模型!

自然が作り上げた芸術品のようなムシはまるで宝石!尋常でない標本の数

多様性ありすぎる標本

トンボ、ハチ、チョウ、クモ、カブトムシ…様々なムシの標本が展示されている会場を巡っていると、見たことのないマニアックな昆虫との出会いもあります。

他の生物に寄生するムシ、パンダのような配色のハチ、葉に擬態したキリギリス、10cmを超える巨大カブトムシ、1mmにも満たない極小のハチといった、“多様性”という言葉では括れないほどの姿かたち、特性、生き様。

興味を惹かれた様々なムシの解説を読み、「なぜその姿になったのか」という理由に思いを馳せていくうちに、徐々に昆虫を見慣れてきていることに気づきます。

チョウの標本

コウチュウの標本

「昆虫ってこんなにきれいだったっけ?」と、チョウのカラフルさに目を奪われ、コウチュウの種類の多さに驚き、タマムシの宝石のような発色に感動。斬新な色の組み合わせと神がかった細部の造形美に、思わず溜息が出ます。

昆虫への苦手意識が、次第に「きれいで面白いもの」へと変化していき、「ブローチにするなら、このプラチナコガネがかわいいのでは?」なんて考えている自分にハッとすることも。