<大野公紀(プロデュース)コメント>

全領域異常解決室とは、2022年にアメリカの国防総省で実際に作られた組織です。

未確認飛行物体(UFO)を含む、“異常現象”に政府レベルで対応するという新しい専門機関になります。

一方、日本では古くは災異や吉凶を把握するための組織が、さまざまな異常事態を対処してきました。そんな世界最古ともいえるような、“全領域”の“異常”を“解決”する捜査機関が令和の日本に存在したら…このドラマは、そんなところに端を発して作られた作品です。

本作で扱う事件は、私たちの身の回りで起こるリアルな現代事件でありながら、人々の常識を超えたどこか不可思議なものになっています。

最先端の現代科学では解決できない“不可解な異常事件”に挑んでいく、かつてないミステリードラマであり、エンターテインメントです。

このドラマの主人公・興玉雅は、あらゆる異常事件を解決に導く超常現象のスペシャリストであり、どこか神秘的な存在でもあります。

この興玉というキャラクターが形作られていけばいくほど、「興玉は藤原竜也さんしかいない」「藤原さんに演じていただきたい!」と強く思い、オファーさせていただきました。

主演としてお迎えできることが決まり、この上ない喜びを感じています。唯一無二の存在感と見る者の心を震わす圧倒的な説得力。私たちの記憶に残る数々の名場面を作り上げてこられた希代の表現者が、このドラマでまた新たな姿を見せてくださることを思うと、本当にワクワクが止まりません。ぜひ、ご期待ください。

今、私たちの周りにはさまざまなエンタメがあふれ、中でも気軽に接することができるショートコンテンツも大変人気です。

そんななかで連続ドラマは、毎話毎話物語を重ねて先の展開を楽しんでいただく、ある種時間のかかるエンタメなのかもしれません。

しかし、本作は間違いなく連ドラだからこそ描ける作品になっています。初回だけで終わらない、回を重ねるごとに明らかになっていく事実と、脚本の黒岩勉さんが紡ぐオリジナルストーリーの圧倒的世界観。

このドラマで描こうとしている奥行を知っていただいたとき、本当に既視感のないエンターテインメントをお贈りできると思っています。

これ以上はまだ言いたくても言えないのが心苦しいのですが、毎週水曜10時が待ち遠しくなるような作品をお届けします。ぜひ、ご覧ください!