<吉田鋼太郎 コメント>
――今作のオファーを受けたときは、どう思いましたか?
主演でお話をいただいたので、びっくりしました。「やろう、やりたい、やるぞ!」と気合が入りました。
――台本を読んだ印象は?
とても、いい意味でゆったりとした流れの台本で、それぞれの登場人物の感情の流れを丁寧に追っていく物語だと感じました。
――吉田さん演じる、柊恒一について教えてください。
柊という人物に共感できるのは、自分では納得いってないけれども、人が求めるものを作ってくれと言われて作っていくなかで、実は自分が本当にやりたいことではないと葛藤する部分です。
僕らの仕事にも、そういうときがあったりするので。
――演じるうえで、心がけようとしていることはありますか?
家具職人であり、割れたグラスを金でつないでいく金継ぎの職人でもあるので、職人としてのリアリティを持って演じるために、どれくらい準備をすればいいのだろうと思っています。
僕は、実はとても手先が不器用で、小学校の工作の課題もまともにできた試しがありません。自分とはすごくかけ離れた役ではありますが、そういうものにも挑戦しなければいけないと思いまして。準備はなかなか大変ですが、やりがいはあると思います。
――本作では「金継ぎ」と「ウイスキー」が重要なモチーフになります。吉田さんにとって「お酒」とはどのような存在ですか?
お酒は大好きで、20歳からずっと飲んでいます。やっぱりリラックスするとき、仕事が大変なときに飲みますね。
いろんな緊張や、頭も体もハイになっている状態が、お酒を飲むとふっとほどけていく。そういうためにも、必要なものです。
――吉田さんには、後輩俳優など若い世代の方々が悩む姿はどう映っていますか?
僕らの時代と比べると、今の20代の方はとても正直で、いい意味で臆さないというか、照れたり恥ずかしがったりしないですね。ストレートに物事を伝えてくれるので、とても話しやすいです。
彼らが悩みを克服して、これから大きくなっていく姿を目の前で見ていると、「この人たちの時代なんだな」と思います。ちょっと悔しいですけど(笑)。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
心がざわつくようなことが多い時代ですが、その中でとってもゆったりと心に染み入る作品です。ウイスキーのように、ゆっくりと体の中に染み渡っていくようなストーリーと登場人物たちのお話ですので、ここ最近では、なかなかお目にかかれないようなドラマになると思います。
ぜひ、楽しんでいただきたいです。
