年上の後輩と年下の先輩 絶妙な距離感が変化するきっかけ
年齢は青島が上ですが、警察官としてはすみれが先輩。青島は持ち前の人懐っこい性格で、敬語を交えつつ、すぐにすみれとふざけ合うようになりますが、そんな2人の関係は事件を通して少しずつ変化していきます。
連続ドラマ第5話『彼女の悲鳴が聞こえない』で、すみれが男に襲われケガを負います。その男、野口達夫(伊集院光)は過去に、すみれからバッグをひったくり、腕に大きな傷痕が残るケガを負わせていました。さらに出所後、毎週火曜日の夜に現れ、すみれをストーキング。
その影響で、すみれは背後に人が立つことを嫌ったり、襲撃された火曜日の夜は1人でいることを避けて署員を誘って朝まで飲んだりと、普段は被疑者にも果敢に立ち向かう彼女の心に、深い傷が刻まれていました。
すみれのピンチに、係を超えて野口逮捕へ張り切る刑事課の面々。青島と真下正義(ユースケ・サンタマリア)が協力して、野口をおびき出すことに成功、すみれに協力を呼びかけます。戸惑うすみれに青島は「自分で解決しないと、いつまでたっても終われないんだよ」と声をかけます。
厳しい言葉のようにも思えますが、刑事としての恩田すみれを尊重する青島の優しさでもありました。
青島は、無線をつけてすみれとコンタクトを取りながら近くで野口を待ちますが、尾行慣れしていないため途中ですみれを見失い、無線も途切れてしまいます。
しかし間一髪、青島はすみれを助け出し野口を確保しますが、すみれは、助けに来るのが遅れた青島に対し涙ながらに詰め寄ります。釈明を続ける青島に「これのおかげ!」と、以前に青島から渡されたお守りを返却。怒りもこめられた不器用な「ありがとう!」という言葉に、青島は呆気にとられながらも、すみれを家まで送り届けました。
この一件から、2人の関係は先輩・後輩という関係から、時には、見ているこちらがドキッとするような距離感でふざけ合い、助け合える仲間へと絆を強めていきます。
