最大震度7を観測した熊本地震の被災地で“危険な暑さ”が続く中、被災者たちは家の片付けに追われています。
震災後初めて迎えた週末、復旧に向けた新たな動きも進んでいました。
「やっぱり家の中の片付けあたりが一番復旧も進むかなと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います」
震度6強を観測した益城町では、8月1日から行政によるボランティアの受付が始まりました。
集まった参加者の中には、自らも被害を受けた地元の中学生の姿もありました。
益城町の中学生:
僕は家の片付けも終わってるし、他の人の助けになれたらいいなと思って参加しようと思いました。
八代市内で炊き出しも「染み渡ります」
ボランティア活動は民間の団体でも。
2011年の東日本大震災をきかっけに発足した「熊本支援チーム」。
行政とも連携しながら、数々の災害現場で支援活動を行ってきました。
八代市で被災者の依頼を受け、家財の運び出し作業を行った中丸さんと山本さん。
この日の八代市の最高気温は35.9℃。額からは、大粒の汗が流れます。
――長袖・長ズボンの理由は?
中丸さん:
やっぱり安全性ですね。僕らがケガしてもボランティアさんケガさせても元も子もないので。
住民:
(ボランティア参加者に)すごくよくしてもらったからよかったです。
八代市内では熊本支援チームの呼びかけで駆けつけたキッチンカーによる炊き出しも行われました。
配られたのは、たこ焼きと、暑さを和らげてもらおうと用意された冷凍みかん。
住民:
染み渡ります。こんな暑い日にみんな頑張ってくださってるから。
キッチンカーの中は、ガスで調理しているため40℃近くの温度となっていましたが…。
キッチンカースタッフ:
ヤバイですね。灼熱ですね。暑いですけど大変な思いをしている人がたくさんいるので。持ちこたえられたらと思います。
炊き出しの列に並んでいた秋山さん(75)。8月1日の時点で、自宅は断水が続いていました。
秋山さん:
もうこんな感じです。(水が)全然でません。
秋山さんは関節が悪く、去年、両足を手術したばかり。それでも…。
秋山さん:
朝から川に水を取りにいって、拭いたりするのにはいいからと思って。
自宅の仏壇には、わずか1歳のときに病で命を落とした長男・善幸さんの遺影。
炊きたてのご飯を供えることが日課でしたが、断水のためできずにいます。
そんな中、炊き出しで手にした、たこ焼き。
自宅に戻ると、まずは善幸さんの遺影の前に。
秋山さん:
(一緒に)お茶をあげた方が喜ぶんだろうけど。
のさらん(足りない)と言いよるかもしれん。ご飯も炊けないし外に出たときに買ってきたものをあげるしかないからですね。
その後、秋山さんもたこ焼きを一口。
秋山さん:
熱い。うん、おいしい。
塩(味)にしてよかった。少しの加減だけど塩分をとった方がいいと思うからね、塩にしてもらったんだけど。
買い物も行けないし、行っても(震災の品薄で)好きなものがないからね。思うようにはいきません。
倉田大誠アナウンサー:
現地では復旧にむけた動きも進んでいて、熊本県内では、嘉島町・益城町・御船町・宇土市・宇城市・甲佐町・美里町、7つの市町村でボランティアの募集が開始されました。
※益城町では8月10日までの募集は締め切り
※甲佐町・美里町は4日から活動開始
最大震度7を観測した氷川町でもボランティアセンターは開設されましたが、ボランティアの募集については現在準備中だということです。
ボランティアに参加を希望する人は、自治体のボランティアセンターのホームページを確認し、事前登録や申し込みフォームを記入することで、活動当日の受付がスムーズになるということです。
一方で支援物資については注意が必要です。熊本県では次のように発表しています。
熊本県では、仕分けや保管スペースの確保、事故防止や衛生管理などの点から、個人からの救援物資は受け入れてないということです。
ふるさと納税での寄付による支援の形がとれるので、検討してみてはいかがでしょうか。
(『ノンストップ!』2026年8月3日放送より)
