お吸い物の正体は“木彫りの”お吸い物
実は投稿主のキボリノコンノさんは、木彫りで“あっと驚く”ものを作る木彫りアーティスト。
今回のお吸い物ももちろん“木彫り”で作られたものでした。
とはいえこの作品、よく目を凝らして見てみても本当に液体が注がれているかのような、本物と見分けがつかない完成度!
一体どのように作られたのでしょうか?
ちゃんと浮いてる!?繊細すぎる木彫りの三つ葉
水面に色や透け感を描くという技法で、これまでお茶などの透明な作品も作ってきたキボリノコンノさんですが、同じ方法で具材を水面に描くということに納得がいかず、お吸い物を作れずにいたといいます。
そこで開発したのが具材を立体的に作り、水面だけお椀に描くという技法でした。
指で摘んで持ち上げた三つ葉を裏返してみると…
木でできており、さらによく見てみるとすべての葉と茎がつながっています。
三つ葉の葉と茎を1枚の板から彫り上げることで浮遊感を出しているのだといいます。
それぞれの葉と茎の接っする部分が非常に少ないため折らないように彫刻するのがとても難しかったと語るキボリノコンノさん。
さらに部分的に汁に沈んでいたり、葉脈に沿って水が登ってきて光っているように着色をしたというこだわりよう。
また、かまぼこの上に乗せているだけかと思いきや…3本の三つ葉の茎がお椀のすぼまる部分にひっかかるように計算されたものだというのだから驚きです!
リアルを追求!水面の反射や湯気も再現
そして肝心の汁が入っている部分。
お椀の汁が入っている部分には薄茶色のオイルを塗り、その上から全体に蜜蝋を塗ることで1段階濃くなり、液体が入っているかのようなリアルさを表現。
水面とお椀の境目の部分には白い絵の具と色鉛筆で線を描き、光の反射を表現し…
さらに水面に映り込んだ背景の白い壁や、湯気を描くことでより立体感を出しているんです!
そして実は、お椀もすべて手作り!
お椀を彫るための機械も開発し、お椀の設計など何から何までキボリノコンノさんの手作りというのだから、ただただ驚くばかりです。
この投稿には4万8000件を超えるいいねが付き(2024年8月30日現在)、「え?うわぁっ!うわぁぁぁああぁあ!!(脳がバグりました)」「だしのかおりとか漂ってきそう」「透明なお出汁に違和感がない……。」「木彫りのトリックアートやー!」などのコメントが寄せられ反響を呼んでいます。