――演じる上で意識していることはありますか?
自分の中にないものを出そうとは思っていません。ボクの中にある、浦真鷲と共通する部分をなるべく自然に表現してます。かつて芝居を始めた頃は、自分と違う人物になろうとしていましたが、10年ぐらい前からスタイルを変えて、自分と役との共通点を引き出すようにしています。
浦真鷲を演じるときは、ボクのいやらしいところ、人を詰めていくところ、引っかけるところ、乗せるところ、はめるところ…得意なことをたくさん出しています(笑)。
GACKT 現場で「世代間ギャップを感じる」 志田未来は「素晴らしい俳優」
――浦真鷲の事務所には、器用な土生洸太(神尾楓珠)、真面目な鯖山周平(戸塚純貴)、所長の呉田利静(竹財輝之助)など個性豊かなメンバーが集まっています。
さまざまな年代の役者が集まっているので、世代間ギャップを感じます。ノリも、仕事への姿勢も違う。でも、誰が頑張っている・いない、どの世代の考え方が正しい・正しくない、とかではないんです。
それぞれの世代間のやり取りが芝居にもリアルに出ているので、みなさんに共感してもらえたらなと。中間管理職や会社経営をしていて世代間ギャップに悩んでいる方には「こういう向き合い方もあるのかな」と、何かヒントが見つかるかもしれません。
――本作のヒロインでエリート弁護士・麻生縁役の志田未来さん、神尾さん、戸塚さんとはどのようにコミュニケーションをとっていますか?
純貴は非常に頭が良くて、対応能力が高いです。現場が盛り上がるとさらに力を発揮するので、ボクはいい雰囲気を作るようにしています。楓珠は時間をかけて人と距離を縮めるタイプだと思うので、いかにボクから心を開いていくかを意識しています。決して押しつけず、楓珠のやりやすいように向き合っています。
未来は、ボクの想像をはるかに超える、素晴らしい俳優です。その場の空気のつかみ方、監督から指示を受けたときの反応速度、大勢の役者の中で自分の色を上手に出しながら芝居を作っていくその姿勢。何をやっても対応できるので、ボクが台本にないことをその場でどんどんやっても、全部ついてきてくれる。安心して一緒に芝居ができます。
