<あらすじ>

会社では、上司と部下の関係である一良と慶伊。

一良は、過去のトラウマから「誰かとともに生きる未来など来ない」と周囲と深く関わることを避け、自分だけの穏やかな日常を守り続けている。一方で慶伊も、人に恋愛感情を抱かないことを自認し、恋とは無縁の生活を送っていた。

一良を社会人として尊敬していた慶伊は、映画という共通の趣味をきっかけに、仕事以外の時間も共にすることになる。それ以上の進展は意識していなかった慶伊だったが、酒の勢いを借りた一良から同性愛者であることを告白される。

「引かないっすよ。絶対に」と答える慶伊。これをきっかけに付き合うことになったふたりだが、交際から1年――。「なぜ12歳も年上で、さらに同性の自分が付き合えるのか」「本当に恋人として自分のことを好きなのか」と、一良は慶伊の気持ちに確信を持てずにいて…。