岩瀬洋志さんが今泉力哉監督作で新たな一面を披露します。

「2026年 ネクストブレイク 男性編」(タレントパワーランキング調べ)で1位を獲得し、最新出演作『山口くんはワルくない』が公開中の岩瀬洋志さんが、世界独占配信中のPrime Originalドラマシリーズ『クロエマ』に出演しています。

『クロエマ』は、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS)で知られる漫画家・海野つなみさんによる同名コミックが原作。

映画『愛がなんだ』などリアルな愛を描き出してきた今泉力哉監督がメガホンをとり、監督の妻・今泉かおりさんが脚本を手がけています。

左から)多部未華子、杉咲花『クロエマ』より

今作は、恋も仕事も住む場所も失ったエマ(杉咲花)と、大きな屋敷に住む謎めいた資産家のクロエ(多部未華子)がひょんなことから同居生活をスタート。クロエの趣味でもあった占いの店を始め、さまざまな相談者とふれ合う物語です。

岩瀬さんは、クロエがオーナーを務める純喫茶の雇われマスター・シモン役で出演。独創性にあふれたパフェを作り、その味と存在でエマとクロエを癒やします。

めざましmediaは話題作に挑んだ岩瀬さんにインタビュー。“今泉ワールド”に飛び込んだ心境や、杉咲さん&多部さんとの共演の感想を聞きました。(前後編の前編)

岩瀬洋志“二義的動作”をとり入れることが芝居のテーマ

――出演が決まったときの心境や、原作、脚本を読んだ感想を聞かせてください。

今泉監督の作品は以前から観ていたので、出演が決まったときは「どんな空気感になるんだろう」とワクワクしていました。

本読みの場で、今泉さんが「普通のドラマとは違う、より自然な会話の流れを一連で撮りたい」と話されていて、その言葉で作品のイメージが一気に立ち上がった気がします。

原作を読んでまず考えたのは、シモンという人物をどう構築していくかで、今回、自分の中でテーマにしたのが“二義的動作”をたくさん入れること。二義的動作というのは、話しながら何かを書いたり、食べたりなど、いわゆる“ながら作業”です。

原作ではシモンの動きの描写が他の登場人物より少なく、喫茶店のマスターならコーヒーを運んだり、テーブルを拭いたり、テキパキと動く姿が自然に浮かぶので、そうした動きを重ねることで彼の丁寧さが伝わるのではないかと動きを自由につくっていきました。

岩瀬洋志演じる純喫茶の雇われマスター・シモン『クロエマ』より

――シモンをどういう人物だと捉えていましたか?

台本を読んで感じたのは優しい人。だけど、その中にまだ大人になりきれていない未熟さが残っていて、その初々しさを大切に表現したいと思いました。

シモンと僕自身は、キレイ好きなところがとても似ていると思います。週3くらい、時間をかけて隅々まで掃除しているので、僕の自宅はめちゃめちゃキレイです。

『クロエマ』より

――二義的動作をたくさんとり入れることがテーマだと話していましたが、所作で気をつけたのはどのようなことですか?

純喫茶でのシーンは、クロエやエマが店に入ってくるときの「いらっしゃいませ」と、ほかのお客さまが入ってくるときの「いらっしゃいませ」とは、おそらくちょっとした違いがあるだろうと考えたので、声のトーンやお辞儀の角度などを微調整しながら演じました。

また、週に一度、クロエの自宅を訪れてはオリジナルのパフェをエマとクロエに振る舞うシーンが登場するので、パフェを作る際の手先、パフェ作りにかける情熱がきちんと伝わるような動きを意識しました。

――岩瀬さん自身も、お菓子作りをすることはあるんですか?

もともと甘いものが好きなので、お菓子作りをよくしています。最近は生キャラメルを作ることが多いです。