吉野さんの旅行記をのぞいているかのような写真集。ページをめくるたびに、無邪気にイタリアの旅を楽しんでいる様子が伝わってきます。

吉野北人を元気にしてくれる年に2回の楽しみ

――被写体として事前に準備したことや意識したことはありましたか?

今回はできるだけ等身大の姿を届けようと“頑張らない”がテーマで、ストレスなく過ごしたほうが写真にも表れると思ったので、テラスでお酒を飲んだり、ピザやパスタを毎日食べたりなど、楽しく過ごしていました。

準備をしたのは、体をはだけるカットの撮影の前に、ちょっとだけ腹筋したぐらいです。おかげで細すぎず、ムキムキなわけでもなく、ちょうどいい体つきになったと思います。

――王子様風やマリンテイストの衣装を着ているカットは、絵画から飛び出してきたかのような気品にあふれていますね。

気品、うれしい言葉です(笑)。アーティスト活動だけでなく、お芝居など経験を重ねて、表情もいろいろと工夫できるようになったので、表現力の幅は自分でも広がった気がしています。

――初めての写真集からから約3年が経ちましたが、当時と比べて変化を感じたところはありますか?

3年も経っているので多少の変化はあると思いますが、2nd写真集は無邪気なカットが多めなので、そんなに変わっていないんじゃないかな。(ページをめくりながら)だけど、顔つきなどは少しずつ大人っぽくなっているのかもしれません。

――『Orange』というタイトルはどのような経緯で決まりましたか?

“Orange”という言葉から前向きでポジティブな気持ちを感じたことや、撮影をした当時、僕にとってオレンジはすごく大切にしたい色だったので、このタイトルに決めました。

――オレンジは元気を与えるビタミンカラーと言われていますが、吉野さんを元気にしてくれるものは何ですか?

プライベートで出かける海外旅行です。今年の正月にも行きましたが、リフレッシュになりましたし、1年の疲れが吹き飛んで、元気になって帰ってくることができました。どんなに忙しくても、なるべく年に2回は行きたいです。

次に行きたいと考えている国はたくさんあります。ヨーロッパはすべての国をめぐってみたいですし、エジプトにも興味があります。

かつては、ただ“撮られる”だけだった写真が、今ではシチュエーションにあわせて表情を変えることができるようになったのは、経験を重ねたことによる成長だと振り返ります。そして、まもなく迎える記念日について聞くと…。