シモンの美しい所作や穏やかな佇まいが印象的な純喫茶でのシーン。そんな空間において、杉咲さんや多部さんという実力派俳優とどのようなお芝居のセッションを繰り広げたのか尋ねると…。

岩瀬洋志 前世は「ちょっと青白いプレアデス星人」

――撮影を振り返って大変だったことや苦労したことがあれば聞かせてください。

どうしてもパフェの話になってしまうのですが(笑)、どんな食材を使っていて、どんなところがポイントなのかを説明するセリフを覚えることに苦戦しましたね。

パフェはシモンにとって我が子のような存在だと思うので、その繊細で大事なパフェをエマとクロエに提供するタイミングで、にじみ出る愛情を表現することも苦労した一つです。

『クロエマ』より

――役作りやお芝居について、今泉監督とどのようなやりとりをしましたか?

エマやクロエが行動に移せずにいるとき、そっと背中を押す存在がシモンの立ち位置だと思ったので、僕のほうから「こうしたい」という意見をあまり出さず、杉咲さんや多部さんのお芝居をうけてリアクションできるよう、監督とは方向性を細かく話し合いました。

印象に残っているのは、監督が考える世界観を共有すること。僕自身、これまで演じてきた役柄とは違う自分を見せたいという思いがあったので、まず、リハーサルで自由に演じて、そこからどんどんそぎ落としていく作業でシモンのキャラを監督とつくり上げました。

――エマ役の杉咲花さん、クロエ役の多部未華子さんの印象と撮影の思い出を聞かせてください。

お二方とも今回が初めての共演でしたが、多部さんは“心優しいお姉さん”、杉咲さんはフランクに話してくれる、“ちょっとだけ年上のお姉さん”という印象でした。

撮影が行われたのは昨年の一番暑い時期でした。僕は大量の汗で顔のむくみがとれてしまうほど代謝がいいので、朝と夕方でまったく違う顔になることがあって、「なんか顔、シュッとしてない?」などと言われていました(笑)。

左から)杉咲花、多部未華子『クロエマ』より

――クロエは趣味が高じて占い稼業を始めますが、岩瀬さんは占いを信じますか?また、過去に占ってもらったことはありますか?

あまり多くはありませんが、18歳くらいのときに知人から「霊視できる人がいる」と教えてもらって、数回行ったことがあります。

そこで、僕の前世は「プレアデス星団に住んでいた、ちょっと青白いプレアデス星人」と言われ、どう受け止めたらいいのかわからなかったです(笑)。それ以来、自分のモチベーションを上げてくれるような、都合のいいことだけを信じるようになりました。

――もし、クロエに占ってもらうとしたらどんなことを聞きたいですか?

10年後の自分が、ちゃんと芸能界で生きていけているのかを聞いてみたいです。

――自身ではどうなっていると思いますか?

いつか海外にも挑戦してみたいという願望があるので、それができていると嬉しいです。

――配信を楽しみにしている皆さんへメッセージをお願いします。

『クロエマ』は今泉監督が描く世界に杉咲さん、多部さん、そして、僕がどっぷりとつかりながら、愛らしいキャラクターたちを演じている作品です。

なかなか時間がとれなくて息抜きができないという皆さんに、移動時間や自宅でリラックスするタイミングにぜひ見ていただいて、日常の癒やしになればいいなと思います。

撮影:河井彩美
ヘアメイク:信沢Hitoshi
スタイリスト:林峻之
衣装協力:ジャケット¥80,300、パンツ¥35,200
LAD MUSICIAN(LAD MUSICIAN HARAJUKU TEL 03-3470-6760)
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