<田中圭 コメント>
――オファーを受けたときは、どう思いましたか?
第一印象は、「難しいドラマが始まる」と思いました。托卵という題材は、聞いたことがあり、想像ができないことではありませんが、自分と離れたところにあるテーマのお話だったので、その世界を生きる感覚みたいなものがピンときていませんでした。だからこそ、自分があまり触れたことのない世界を生きることへのワクワク感がありました。
――台本を読んだ印象は?
すごく面白かったです。よく練られているお話だなと思いましたし、ハラハラドキドキの展開で続きがどうなるのだろうと思いながら読み進めていました。
ただ、思った以上に、僕の役が嫌な役で…(笑)。そして、演じるのがとても難しい役どころだと感じました。
――宏樹を演じるにあたって、心がけようとしていることはありますか?
今回に限らず、作品を見ていただくうえで、役に感情移入できるような作品ができたらいいなと思っています。
宏樹は、僕自身も理解できない部分が多かったり、「ひどい!」と感じるところもたくさんある役です。それでも、つい宏樹の気持ちがわかってしまうような、そういう人間くさい役に最終的に落とし込めたらいいなと思っています。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
僕自身、まだ台本をすべて読んでいるわけではないので、「この先どうなるのだろう!」とドキドキワクワクしている最中です。
視聴者のみなさんにも、ハラハラドキドキしながら、そして自分の身に置き換えたときに「もしかしたら、こんなことが起きるかもしれない…」なんて思っていただけるような、遠いようで身近な、そんなドラマにしたいと思います。ぜひ楽しみに待っていてください。