<三竿玲子(プロデュース)コメント>

この物語を考えているときに、神崎宏樹という役は、振り幅が大きく、難しい役だと私自身も感じていました。

主人公・美羽に過度のストレスを与えるため、嫌われてしまう可能性もある役どころですが、宏樹にも抱えているものがある…。そんな彼の背景も含め、一人の人間としてリアルに演じてもらえる方にお願いしたいと思った時に、田中圭さんしかいないと思いました。

とても難しい役ですが、田中さんの確かなお芝居の力を借りて、宏樹という役の厚みが出せたらいいなと思います。また、私は、田中さんの切ない表情のお芝居がとても好きなので、このドラマでもそんな表情を見せてくださるのを楽しみにしています。

深澤さんは、バラエティなどでよく拝見していて、明るさと、にじみ出るやさしさが魅力的な方だなと思っていました。

冬月は、中学生時代、主人公・美羽がつらいときに寄り添ってくれる温かい人。それは、再会した現代でも変わらず、苦しい美羽の心を救ってくれます。

深澤さんの明るくやさしい雰囲気は、そんな冬月役にぴったりだと思いました。いくつかお芝居の作品も見させていただいていますが、演じる役の役割を理解して、いい距離感で演じられる方だと思うので、冬月と美羽の繊細な関係性をうまく表現してくださると思います。

ご本人も“新境地”とおっしゃる挑戦的な役でもあるので、深澤さんにしかできない冬月を楽しみにしています。