『ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~』第10話完全版
勝呂寺誠司(二宮和也)は、病院への搬送途中に逃げ出すと、犯罪組織「アネモネ」の2代目・笛花ミズキ(中川大志)に会いに行く。
記憶を取り戻したことを打ち明ける誠司。そこに、アネモネの先代であるミズキの父・紫陽(遠藤憲一)から連絡が入る。誠司の正体は潜入捜査官だと告げ、取引を中止するようミズキに指示する紫陽。
それに対してミズキは、誠司が潜入捜査官であることはとっくにわかっていたと返し、取引は予定通り行うと反発する。
同じころ、開店まであと1時間と迫った「葵亭」では、シェフ・立葵時生(大沢たかお)を中心に慌ただしくディナーの準備を進められていた。
そこに、神奈川県警警部補・狩宮カレン(松本若菜)がやってくる。警視庁組織犯罪対策部管理官・蜜谷満作(江口洋介)に協力したものの裏切られ、捜査からも外されたカレンは、バスを降りた後、「横浜テレビ」の報道キャスター・倉内桔梗(中谷美紀)と何を話していたのか、と時生に尋ねる。
カレンは、誠司を救急車から逃がしたのは自分だと打ち明け、捜査は外されたが事件を解決したいと訴えた。時生は、そんなカレンに、「あなたとの約束は守る」と桔梗に伝えてほしい、と頼まれたことを教える。
桔梗たちは、生放送の大型音楽特番の準備が進められている中、アネモネとメキシコのロス・クエルボによる麻薬取引現場を生中継しようと密かに動き出す。だが、蜜谷と連絡を取ることが出来ず、取引場所に関する情報は不明のままだった。
その矢先、カレンから連絡をもらった桔梗は、彼女に会いに。そこで桔梗は、警察の上層部がアネモネとつながっている可能性があること、誠司から今夜20時に取引が行われるという情報を得たことを明かして、協力を求めた。
そこで桔梗とカレンは、横浜警察署内に保管されている過去の捜査資料を調べ、アネモネ関連の事件のうち不起訴となった事件には神奈川県警捜査一課長・一ノ瀬猛(遠山俊也)が関わっていることを知る。
19時。横浜テレビでは、生放送の大型音楽特番が華やかにスタート。同時に、葵亭ではクリスマスディナーが始まる。店内は満席だった。
蜜谷は、アネモネとロス・クエルボの取引が20時に南本牧ダストで行われることを一ノ瀬に告げる。すると一ノ瀬は、蜜谷との約束を破り、捜査員たちにガサ入れを指示し、誠司とミズキを逮捕するよう命じる。
誠司は、紫陽に会いに行き、「ミズキを止められるのはアンタだけだ」と告げる。
アネモネのBARに戻った誠司は、「話はつけてきた。あとは向こうの出方次第だ」とミズキに告げて取引場所へと向かう。だがその途中、車を止めるミズキ。そこに現れたのは安斎孝之(米本学仁)らアネモネの部下たちだった。
ミズキは誠司を拘束するよう命じると、榊原を殺したのは「裏切り者は殺せ」というのがアネモネの掟だからだと告げる。そこでミズキは、取引場所の変更をロス・クエルボ側に伝えるよう、誠司に指示した。
一ノ瀬たちはアネモネのBARを急襲するが、店内には誰もいない。そこに現れた警視庁警務部の八幡柚杏(中村アン)は、誠司たちが取引に向かったことを一ノ瀬たちに告げる。
横浜テレビの報道局長・折口康司(小手伸也)たちは、音楽特番の第2部スタートに合わせて放送を切り替え、緊急ニュース番組の放送を始める。キャスターを務めたのは新人記者の立葵査子(福本莉子)。
桔梗はカメラマンの国枝茂雄(梶原善)と合流し、誠司から指示された現場へと向かっていた。だがその途中で工事渋滞に巻き込まれた桔梗は、国枝と別行動をとり、自転車で現場を目指す。
葵亭では、時生がメインディッシュを完成させるまでの間、ギャルソン・蛇の目菊蔵(栗原英雄)やソムリエール・竹本梅雨美(桜井ユキ)が時間をつないでいた。
我慢の限界を超え、不満をもらす客たちが出始めたそのとき、時生はメインディッシュが完成したと皆に告げ…。
査子たちは、桔梗からの中継を待つ間も放送を続けた。事件と関係ないVTRを放送してしまうハプニングもあったが、これまでに取材したインタビュー映像などを流しながら時間をつなぐ査子たち。
折口たちの勝手な行動に激怒し、放送を止めさせようとする社長・筒井賢人(丸山智己)。折口は、そんな筒井の前に立ちはだかる。
一方、ロス・クエルボと対峙した誠司たちは、無事取引を成功させる。するとミズキは、いきなり誠司に拳銃を向け…。