<小池栄子 コメント>

今作の撮影チームが『新宿野戦病院』でもご一緒した方々だったので、またご一緒できる喜びと、バディ役が香那ちゃんということで「ぜひやりたいです!」と即答させていただきました。

香那ちゃんとは、一緒のシーンでお芝居をするのは初めてでしたが、1シーン1シーンをどう演じていくのか細かい部分までじっくり話し合えています。

お互いお芝居が大好きという共通の思いがあるので、信頼し合えるのも大きいです。2人で探りながら作業できていることがすごく楽しいですね。香那ちゃんはもちろん、スタッフさんとも作品について話し合うことが多くて、風通しの良い現場で丁寧に作品を作れています。

私が演じる黒木夏海は、すごく複雑で難しい役どころだと思っています。出てくるキャラクターたちはみな、それぞれが過去に傷を抱えているのですが、その傷を抱えながらも被害者の方々を支援する。そしてときには、支援したことで自分の傷が慰められる。繊細な表現は大切に演じさせていただいています。

難しいなと思ったときは、「犯罪被害者支援のお仕事は、見えない血を流している方の『止血』をする仕事」という監督からの言葉を何度も思い返しています。

事件が発生したら最初に現場にかけつけて、被害者の方々がこれ以上血を流さないよう寄り添うという、第一段階のお仕事だという考えは念頭に置いています。そして、絵梨子の先輩バディとしては、絵梨子が心折れそうなときにはキュッと持ち上げられるような頼もしい先輩であるように心がけています。

まずは、何よりも「犯罪被害者支援室」という部署、お仕事があるということをみなさんに知っていただけたらうれしいです。今まさに、お困りになっていて誰に助けを求めればいいかわからない、どうやって暗闇から抜け出したらいいかわからない、と迷っている方々のヒントにもなる作品になれたらと思います。

そして、すてきなキャストの方々もたくさん出演しますので、そちらも楽しみにお待ちいただけたらと思います!