オーディションを経て、グループを結成することになった4人の“名もなき者たち”。メンバーに芸能活動経験者が含まれているとはいえ、歌やダンスをグループとして人前で披露できるレベルまでもっていくのは、たやすいことではなかったはず。そこには惜しみないサポートや指導をしてくれる存在がいたそうで…。
モナキ 地方キャンペーン、ボウリング、宅飲みを経て絆を構築
――デビューまでの様子をYouTubeで紹介していますが、ダンスの菊地ヒロユキ先生、ボイトレの向井浩二先生とのレッスンで思い出に残っていることを聞かせてください。
じん:菊地先生との思い出で印象深いのは、一昨年の年末に行われた忘年会です。いつもサポートで入ってくださるアシスタントの先生方も含めて、赤坂でお肉を食べながら楽しい時間を過ごしましたが、モナキのメンバーが1人欠けるという…。あれって風邪だったの?
おヨネ:インフルエンザでした。
じん:テレビ電話で参加したんだよね。そんなところもモナキらしい珍事件なのかなと。
ケンケン:ボイトレの向井先生って普段はとてもフランクで、一方のレッスンでは厳しくも温かい指導してくださる方なのですが、僕たちの空気の変化にものすごく敏感で、「今日、お前ら何かあったやろ?」とすぐに気づき、「ちゃんと話し合ったほうがいいぞ」と、その日のレッスンをすべて話し合いに使わせてくれたこともありました。
事あるごとに「今日は調子がいい」「様子がおかしい」など指摘してくださり、僕たちにとって心のリセットじゃないですけど、先生の一言によって自分の変化に気づくことができる。いいことも悪いことも含めて隠し事ができない、本当にすごい先生だと思っています。
おヨネ:私おヨネも菊地先生のお話なのですが、半年ほどかけて『ほんまやで☆なんでやね☆しらんけど』の振り付けの練習をし、まもなくデビューというタイミングで菊地先生と一緒にTikTokを撮ろうとなりまして。
そのときに先生が全員のメンバーカラーをとり入れた衣装を用意してくださって、本当に愛にあふれた方なんだなって。以前からも感じていましたが、改めて強く感じました。
サカイJr.:僕が練習のときに毎回100%を出し切るようなパフォーマンスしていたところ、菊地先生と向井先生からステージやカメラの前に立ったときに100%の力を出すことは大事だけれども、俯瞰した目で自分がどう見えているかを意識しないと、見る側が疲れてしまうと教えていただいて。
それまで人前で歌ったことも踊ったこともなかったので、とても勉強になる言葉でしたし、ステージに立つときはお二人の言葉を思い出しながらパフォーマンスしています。
――皆さんはどうやって親交を深めましたか?打ち解けるきっかけになった出来事などあれば教えてください。
じん:一番は遠征ですね。今年の3月に1台のハイエースに乗り、大阪、愛媛、福岡などを訪れ、走行距離でいうと4000㎞。車内でぎゅっとなりながら一緒の時間を過ごし、時にはイライラすることもありましたけど(笑)、メンバーのいいところや個性、尊敬できるところを見つけることもできて、僕たちには必要な期間だったなって感じています。
おヨネ:ボーカルレッスンで私はハモりを担当することが多いのですが、うまくいかず、ぐちゃぐちゃになることもあって、空気がピリピリしてしまったときにスタッフさんからお叱りの言葉をいただいて。
解決するために4人で過ごす時間をもっと増やそうとなり、ケンケンの提案でボウリングへ行ったり、じんくんの誘いでお酒を飲みに行ったりなどの時間を過ごしたことでグループの親睦を深められたのかなと思います。
ケンケン:デビューを発表する前に、関係者の皆さんを集めたお披露目会が昨年の4月ごろに行われて、お疲れ会を兼ねて僕の家に集まったんです。いわゆる“宅飲み”ですね。
自宅だったこともあり、まぁまぁな量を飲みまして、酔いながらもそれぞれの考えをさらけ出すことができたのは有意義な時間でした。
サカイJr.:僕たちが初めてステージを作ることになったのが、今、ケンケンが話した内部のお披露目会だったのですが、日程が決まったときに皆で「あと〇日しかないから、この日までにこれはやらなきゃ」という目標が明確に見え始めたんです。
それまで他愛のない会話をしていた時間がすべてステージに向けた会話に変わっていったときに、「これからこんなふうに皆で話し合いながらステージを作っていくんだろうな」と未来がイメージできたので、結束が生まれたのはその瞬間だったのではないでしょうか。
――モナキというグループ名を初めて聞いたときはどんな感想をもちましたか?
ケンケン:昨年の9月ごろ、それこそ『ほんまやで☆なんでやねん☆しらんけど』のレコーディングのタイミングで、酒井さんから「グループ名を発表します。あなたたちは“名もなき者たち”。略してモナキです」と告げられて。純烈さんが“純情烈将伝”の略で純烈なので、漢字のほうをとるのかなと思ったら、まさかの“モナキ”のほうで「そっち!?」っていう驚きがありましたね。
おヨネ:私おヨネは「モナキ」という言葉にオリジナリティを感じました。検索すると古語の「〜~もなき(=何もない)」という言葉は出てくるものの、現代ではあまり聞かないワードなので、サーチしていただく機会が増えるだろうし、響きもかわいいなって思いました。
じん:グループ名ってつかみやキャッチーさがものすごく大事だと思うのですが、言われた瞬間に「え?え?」となって。だけど、その「え?」こそが重要だと思っていて。パッと思いつかない単語でいいなと思いましたし、響きがかわいいし、言ったあとに笑顔になるし、そんなところもかわいらしくて、グループのイメージに合うと思いました。
サカイJr.:耳なじみのないワードなので、最初は酒井さんが僕たちをなごませるために冗談で言ったのかなと思いましたが(笑)、冷静に考えてみたら、老若男女みんなが読めるし、モナコやモナカみたいなかわいらしさもあって、多くの皆さんに愛していただける素敵な名前なのではないかなって、帰り道にふと思ったことを覚えています。
撮影:河井彩美
