映画『箱の中の羊』の新予告映像と新キャストが公開されました。

是枝裕和さんが監督・脚本・編集を手がけ、主演を綾瀬はるかさんと千鳥の大悟さんが務める本作。綾瀬さんと大悟さんは、亡くした息子・翔の代わりに迎えるヒューマノイドの到着を待つ夫婦を演じます。

ヒューマノイド役には、200人以上のオーディションから桒木里夢(くわき・りむ)さんが抜てき。夫婦とヒューマノイドが、新たな“家族のかたち”を織り成していく姿が描かれます。

(C)2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro

綾瀬はるか&大悟が演じる 新たな“家族のかたち” 本編映像を使用した新予告が解禁

公開された新予告映像には本編映像が使用されており、亡くした息子・翔の代わりに迎えるヒューマノイドの到着を待つ夫婦の姿が描写されています。

「ただいま」とやってきた彼は、翔と同じ笑顔・同じ声。笑顔で「おかえり」と迎える妻・音々(綾瀬)に対し、夫・健介(大悟)は「ワシは君のパパではない。おじさんでいいよ」と応じ、職場仲間の「(翔に)めちゃくちゃ似てますよね」という言葉にも、戸惑いを隠せません。

『箱の中の羊』(C)2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro

翔が帰ってきたと錯覚しているかのようにふるまう音々の姿に「(ヒューマノイドを)すぐに返しなさい。みっともない…」と釘を刺す母・信代(余貴美子)、すれ違う両親の様子を見つめていた翔が問いかける「ママは僕がいない方が幸せ?」という質問に、言葉がつまる音々。

心に抱えた大きな穴は、どうしたら埋めることができるのか――。やがて彼らを迎える想像を超えた未来とは?翔が発する「そろそろ出発なんだ」という言葉は、どんな未来へと向かっていくのか?

本作の音楽を手がけるのは、国内外で注目を集め、現代音楽から映画・ドラマ、ポップスまでを縦横無尽に駆け巡る坂東祐大さん。繊細で温かみのある音楽は、人間とヒューマノイドという二つの存在を一つの物語へと編み上げ、作品の世界観をより深く、より美しく印象づけています。

『箱の中の羊』(C)2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro

新たに発表されたキャストには、清野菜名さん、寛一郎さん、柊木陽太さん、東京03の角田晃広さん、野呂佳代さん、星野真里さん、中島歩さん、余貴美子さん、田中泯さんといった豪華な顔ぶれが並びます。

是枝組常連キャストから初参加キャストまで。作品を支える魅力あふれる主要新キャストと、音楽を担当する坂東祐大さんのコメントが届きました。

『箱の中の羊』(C)2026フジテレビジョン・ギャガ・東宝・AOI Pro

清野菜名、寛一郎、柊木陽太、角田晃広、野呂佳代、星野真里、中島歩、余貴美子、田中泯のコメントが到着

清野菜名さん(音々の妹・小滝亜利寿/こたき・ありす役)

脚本を読んだ時、ヒューマノイドが家族に加わることでの葛藤や喜び。だけど埋められない寂しさもあるんだと、胸が締めつけられました。監督からは「セリフを言いきらなくても、やり取りを受けて先に進んでいい」とお話しいただき、自分は型にハマりすぎていたんだ。もっと自由でいいんだと気づかされました。是枝組の現場では、役者が常に動いていて、流れによってセリフも変わっていくこともあります。それはすごくリアルで、とにかく新鮮な感覚でした。

寛一郎さん(健介の経営する工務店タマケンの従業員・日高玄/ひだか・げん役)

是枝組への参加は初めてですが、一観客として新作が作られることでも幸福なのに、自分も出演することができるなんて、「ご褒美」のような、毎日が楽しみな現場でした。
大悟さんは、実際お会いすると、とても色っぽくて。現場では「後ろ姿がいい」「背中がいい」と監督はじめ撮影スタッフの皆さんに言われていたのが印象に残っています。綾瀬さんは天然で不思議な雰囲気のある方ですが、すごく求心力がある方で。大悟さんと綾瀬さんの普段のやりとりが家族のような、そんな一瞬がありました。

柊木陽太さん(翔に接触する少年・今野詩季/こんの・たくと役)

『怪物』に続いての是枝組の現場だったので、スタッフさんには懐かしい方も多く、変わらないあたたかい雰囲気に家に帰ってきたような気持ちになりました。前回は一番年下でしたが、今回は年下の子たちと一緒に撮影することも多く、お兄ちゃんとしてみんなを引っ張る気持ちで演じていました。みんな元気がよく、いつもくっついてくるので、ヒューマノイド役の白いメイクが衣裳につかないように「ちょっと待って」とやり取りしたのも楽しい思い出です。

角田晃広さん(音々に新居の建設を依頼する夫婦・羽野潤一/はの・じゅんいち役)

変わらず、穏やかな中で皆さんがプロのお仕事をされている、という現場でした。
私は、家の建築を依頼する夫の役でしたが、色々な現場でご一緒している野呂さんとの夫婦役はいい意味で緊張感なく安心してできました。家づくりにおいては「女性は未来を、男性は過去を向く」という監督の言葉が印象的でした。

野呂佳代さん(潤一の妻・佳澄/かすみ役)

またご一緒できることがとても嬉しかったです。現場は、みんなが素直な気持ちでお芝居に向き合えているような不思議な空気があって、とても心地よい時間でした。AIなど現代の社会的なテーマが「是枝監督の映画になるとこういう世界になるんだな」と感じながら脚本を読みました。私と角田さんが出てきたシーンで「おっ」と思っていただけたら嬉しいです。

星野真里さん(ヒューマノイドを息子に迎えた母親役)

久しぶりに是枝組に参加することができ、前回に続き今回も夢のような時間でした。撮影前には大きく感情を揺さぶられ、現場ではただ素直に存在させていただいた感覚です。脚本はとても難しく感じましたが、人生も同じように分からないことばかりだからこそ、ただ生きるしかないのだと感じました。息子役の惺奏さんの高いプロ意識にも大きな刺激を受け、学びの多い現場でした。

中島歩さん(RE birth社のエンジニア役)

是枝監督作品への参加は「阿修羅のごとく」に続き二度目ですが、またしれっと参加させていただいていることがにわかに信じがたいです。俳優をはじめた時の自分に教えてあげたいです。人間をロボットのように、ロボットを人間のように見せるためにどうすればよいか、監督はじめみんなで思案しているのが興味深かったです。ちなみに僕の役は人間です。たぶん。

余貴美子さん(音々の母・西村信代/にしむら・のぶよ役)

是枝裕和監督は隣のおじちゃまみたいに本当に優しい方。現場で「じゃあこれも」と急にセリフが増えた時には少しおたおたしましたが、常にみんなで相談しながらチームで映画を作っている感覚がありました。ヒューマノイドを通して、人の死や存在について考える時間にもなりました。

田中泯さん(タマケンの熟練工:山縣昭男/やまがた・あきお役)

台本を読ませていただいて、これはとても大切な映画だと確信し、「出たい!」と無理やり入っていって出していただいたような(笑)。本当に出演できて幸せでした。ありがとうございます。

音楽:坂東祐大さん

まさかの二作連続で是枝組に参加させていただくことになりました。チェロの独奏から、オーケストラ、合唱まで丁寧に作り込んでいます!監督の描くヒューマノイドとある夫婦との変化し続ける関係性を、音楽でも繊細に表現できたらと思っております。お楽しみに。

『箱の中の羊』
 5月29日(金)全国ロードショー
配給:ギャガ
配給協力:東宝