<ものがたり>

都内にある、レトロなたたずまいの「時光写真館」。                  

カメラマンのトキ(佐藤大樹)が撮影を、 ヒカル(本郷奏多)は共同経営者としてトキを支えている。 この日も、記念写真を撮りにきた家族で店内には笑顔が広がっていた。 

しかし、この写真館には、もうひとつの顔がある…。 

それは、後悔を抱えた人たちを救う「便利屋」としての一面。 

写真の撮影者に憑依しタイムスリップする能力をもつトキ。 写真が撮影されたときに、何がおきたのか感じ取る能力をもつヒカル。バディを組んで写真に「ダイブ」=過去に飛ぶことができるのだ。

「息子を探してほしい」。買い物の途中に行方不明になった息子の捜索を依頼する、山内陽子(安達祐実)とその夫。

「大切な人に感謝の思いを伝えたい」。高校時代に撮影した写真をもって店を訪れたカメラ
マンの岩堀健吾(橋本淳)。

店の看板商品だったコロッケをもう一度復活させたいと願う、精肉店の跡継ぎ武藤翔(松本利夫)。

トキとヒカルのもとには、うわさを聞きつけた人から、さまざまな依頼が持ち込まれる。 

二人が課したルール、それは「過去は改変しない」こと。しかし、トキがダイブした先で目の当たりにするのは、依頼人の喪失や後悔。やり場のない怒りや悲しみを前に、しばしばトキは感情で動いてしまう。 

そんなトキに対し、ヒカルは「俺たちの仕事は、過去の真実を探すこと」だと、常にクールにナビゲートする。 

「トキ、ヒカル!お仕事だよ!」 

時光写真館の大家の娘で、トキの幼なじみのリン(林芽亜里)。 活発でおせっかいな性格もあり、トキとヒカルの窓口となり、さまざまな悩みを抱えた依頼人を探してくることも。

いつもフラっと時光写真館を訪れる刑事の吉本(風間俊介)。一見、やる気のない様子だが、二人にとっては頼れる兄貴的存在。過去に失踪したトキの母親・霞(中越典子)の行方を今でも探すなど、常にトキとヒカルを気にかけている。 

真実を知ることは、ハッピーエンドばかりではない。それでも、トキとヒカルはタッグを組んで「ダイブ」する。 それが依頼人の未来を拓くことを知っているから。 

「失った過去は取り戻せるよ、この先いつでも」――。