ゴスペラーズが主演声優を務め、異例の大ヒットとなったオリジナルアニメ『アカペラ侍~ハモリ隊が江戸を救う!~』の収録に密着しました。
幕末の江戸に住む勤番武士たちが、髪結い床でアルバイトをしながら「アカペラ」という新しい音楽を生み出し、その歌声で江戸の町の人たちを幸せな気分にしていく「痛快アカペラ時代劇」シリーズ『アカペラ侍』。
このたび1年半ぶりに続編が制作され、新作・第5話(前編)が9月30日(月)0時より、FODとTVerで無料配信されます。
日本最古の「アカペラ」を生み出した五人の侍・羽守隊(ハモリタイ)としてゴスペラーズが登場する本作。各回が6分~10分というショートアニメながら、2022年6月に第1話が配信されると、TVerの「再生回数ランキングアニメ部門」「週間最大いいね数ランキングアニメ部門」「最新回いいね数ランキングアニメ部門」で1位を獲得した人気作の続編となります。
めざましmediaでは、第5話「踊りながら羽守隊の巻」収録直後のゴスペラーズ(村上てつやさん、黒沢薫さん、酒井雄二さん、北山陽一さん、安岡優さん)に、『アカペラ侍』への思いや最新作収録の感想、そしてゲスト声優として参加する振付師のラッキィ池田さんにも話を聞きました。
"箱踊り"ステップでノリノリ!ハーモニーもセリフも息ぴったり!
ゴスペラーズの5人は、それぞれのセリフを口ずさみながら、慣れた様子でスタジオに入ってヘッドフォンをセット。そして、それぞれの役名を役の声色で名乗ってからマイクチェックへ。
談笑を交えて流れるように進む収録では、時おり「イケボのほうがいいですか?」「いなせな感じ?」と、セリフの声色についてプロデューサーに確認をしていきます。
この日収録した第5話では、羽守隊はダンスならぬ"踊り"に挑戦。江戸一の振付師・池田幸運(CV:ラッキィ池田)のもとでボックスならぬ"箱踊り"を習います。
同時に収録していたラッキィ池田さんが、録音ブースの中でセリフを発しながら軽やかに動く様子に、5人は一緒にその場で足踏みをして"箱踊り"を実践。まるでセッションのような雰囲気に、ラッキィ池田さんもさらにノリノリになっていました。
毎回、オリジナルテーマ曲『拙者はそなたとハモリたい』をはじめ、童謡や民謡を楽しめるのも魅力のひとつですが、今回はついに村上さん作曲のオリジナル曲が登場。タコ副隊長役・古川慎さんが歌う『えーじゃないか音頭』がそれで、もちろんアカペラアレンジも村上さんが担当しています。
ラッキィ池田さんのあとに行われた古川さんの歌収録では、録音ブースにノートPCを持ち込んで熱心に歌唱指導を行う村上さんの姿が。声の伸ばし方を実践して見せると、古川さんはキャラクターが憑依したかのような「えーじゃないか~」を披露。
村上さんは「素晴らしいです!なにも申し上げることはございません」と絶賛しながらも、音楽プロデューサー魂に火がついたのか、「"か"のところをもう少し長く」「ファルセットのバージョンもいきましょう」と、さらにブラッシュアップさせるためのオーダーを出します。
そのすべてを完璧にやり切る古川さんに、スタジオには大きな拍手が鳴り響きました。終始、和やかに楽しい空気で収録を終え、5人は爽やかにスタジオを後にしました。