<ギャロップ コメント>
――お二人がMCを務めた、2月27日の大阪選考会はいかがでしたか?
毛利大亮:とにかくすごかったです。全組めちゃめちゃウケてたので、圧倒されてしまいましたね。特にトップバッターの黒帯は、去年の『M-1(グランプリ)』からそのままスライドしてきた感じですから、お客さんの期待度もかなり高かったんじゃないかなっていうのは、肌で感じました。
林健:今回、選考会を見ていて改めて感じたのは、いい意味で緊張せずに見られるところが、『THE SECOND』の一番の特長なのかなと。普通、お笑いの賞レースって、ネタが飛んだり、セリフを噛(か)んだりする瞬間があると、見ている方も、なんだかグッと力が入ってしまうものだと思うんですけど、『THE SECOND』の場合は、たとえ漫才の途中でミスがあっても、「いやいや、どうせ後半で巻き返すんでしょ」みたいな気持ちで、安心して見ていられるんですよ(笑)。そういう意味では、寄席に近いのかもしれませんね。
――「ノックアウトステージ」への出場を決めた32組の漫才師に向けて、初代王者から応援メッセージをお願いします。
毛利:えーっ、そんな偉そうなこと言える(笑)?
林:『THE SECOND』優勝を機に、生々しく生活は良くなっているのでね、みなさんもぜひ頑張って…。
毛利:“生々しく”ってどういうこと(笑)?
林:たとえば食事に行くときも、とんでもなく高級なお店には行けないけど、そこそこのお店には行けるようになったかなって。 あとは、あなたがそれなりの車を買ったという…。
毛利:言うんじゃねえよ!…というか、ええやろ、別に。“セカンドマネー”で新車買って、何が悪いんですか(笑)。僕らがいつも言うてるのは、「ノックアウトステージ」って、ほんまに“相性”によるところが大きいんですよね。誰と対戦するのかですべてが決まる、というか。そもそも、この32組の中で、面白くない組なんて1組もいないわけで。
林:そうですね。ただ、だからといって対戦相手によってネタを変えたりとか、そんな小手先の対策をしたところで、パフォーマンスが上がることは絶対にないので、結局、普段通りの漫才をするのが一番いいんでしょうね。
毛利:そうそう。やっぱり、出場する芸人さん自身が楽しんでこその『THE SECOND』やと思うので。
林:考えてみたら、16年目以上の漫才師がフジテレビに来て、賞レースに参加するなんて、これまではありえなかったことですから。だからね、めっちゃ矛盾した言い方になりますけど、なかなか巡(めぐ)ってこないチャンスだからこそ、気合を入れて頑張らないといけない、でも、気合いを入れすぎると、きっと勝てない…というのが、『THE SECOND』の奥深いところで(笑)。そのへんのバランスが非常に難しいんですよね。
毛利:だからつまるところ、“普段通りが一番”なのかなと。自信をもって、これまでの漫才人生で培ってきたものを、そのままぶつけていただきたいなと思います。
――最後に、改めて『THESECOND』という大会の魅力を教えてください。
毛利:僕はこの『THE SECOND』という大会に、漫才師の“色気”を感じるんですよ。グランプリファイナルの会場の色、音…ステージに向かう花道にしても、16年目以上のおじさん漫才師がもう一度輝けるような演出が施されていて、夢のある素晴らしい大会やと思いますね。
林:うまく表現できないんですけども、ベテランの漫才師が、世間のみなさんから「なんや、やっぱ面白いんやん!」って思ってもらえる大会、といいますか。何度もグランプリファイナルに出ている人には、この言い方は当てはまらないかもわからないですけど、今もまだ、ちゃんと芸人を続けてて、ちゃんと漫才をやってて、やっぱりちゃんと面白いんだっていうことを再確認してもらえる場所なのかなと思います。
