いまSNSで注目を浴びている、市川市動植物園にいる子ザルのパンチくん。
オランウータンのぬいぐるみと一緒に過ごすようになった訳とは一体…?
過去の例を参考にパンチくんへぬいぐるみを渡す
2025年7月26日に誕生したパンチくん。
担当の飼育員によると、今回が初産だった実の母ザルは、出産でかなり体力を消耗したようで育児ができない様子だったそう。パンチくんは展示場に産み落とされていたところ、飼育員が保護したといいます。
生後まもない頃の写真を見てみると、タオルに包まれた小さなパンチくんの姿が収められています。タオルをぎゅっと握っていて、安心しているようにも見えました。
――オランウータンのぬいぐるみを常に持っているようですが、ぬいぐるみを渡した理由を教えてください。
子ザルは生まれた瞬間からは母ザルの毛にしがみつきます。つかまることによって筋力を育て、また抱きつくことで安心感を得ます。今回、筒状にしたタオルやそのほかぬいぐるみを試しましたが、パンチくん自身が上手につかめたのがオランウータンのぬいぐるみでした。毛足も長かったのでそれが良かったのだと思います。
また、以前にも人工保育で育てた個体がおり、その個体にもぬいぐるみを抱かせたところ、群れ入れに成功したので、その経験もあり、ぬいぐるみを選択肢にいれました。
――今年1月頃から群れ入れが始まりましたが、いつから他のサルたちと交流を始めたのでしょうか?
群れ入れをしてからの交流は、大体開始して翌日には寄り添い、毛づくろいをしてくれるサルが出てきました。現在の交流の様子は毛づくろいをされたり、子ザルと遊んだりとさまざまです。
最近、撮影された写真では、他のサルの横にピッタリとくっつき、ちょこんと座る様子もおさめられています。
――いまのパンチくんの様子をお聞かせください。
まだ、ぬいぐるみを引き連れて歩くこともありますが、交流するサルたちが増えてきたため、1日のほとんどはぬいぐるみを放置しています。展示場内で遊んで、他のサルたちと過ごすことがほとんどとなりました。
“母代わりのぬいぐるみ”と共に、群れの一員になろうと奮闘しているパンチくん。
今後の成長を温かく見守っていきたいですね。
