「人を知らなければいい法律家にはなれない」をモットーにする東京地方裁判所の裁判官、柊木雫(北川景子)は、一つひとつの案件に時間をかけすぎて、日々の仕事を効率よくこなせないでいた。
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そんなある日、柊木は、裁判所所長からロースクールへ派遣教員として突然の勤務辞令を受ける。裁判官との兼務と思っていた柊木だったが、まさかの専任。それでも彼女はめげることなく、青南大学法科大学院、通称“青南ロー”へと赴いた。
教務主任の里崎健一郎(小堺一機)に案内され、学生たちに「刑事訴訟法基礎」を担当することになったと紹介された柊木は、さっそく、前期期末の答案を返却する。
しかし、一人ひとりの名前を呼んで返却する柊木は学生たちにいきなり不評。さらに、正解の答案にも赤字でびっしりとコメントを連ねていた柊木は、学生の照井雪乃(南沙良)や真中信太郎(高橋文哉)たちから、司法試験の対策には関係ないと言われてしまう。
続いて行った講義でも、効率の悪い実務の話題に終始した柊木は、すっかり学生たちの反感を買ってしまった。
“青南ロー”で学生たちに人気の教員は藍井仁(山田裕貴)。柊木は学院長の守宮清正(及川光博)から「彼は自主ゼミで司法試験合格者を輩出するエース教員だ」と知らされる。
柊木は藍井の授業を見学するが、徹底的に無駄を省き、できの悪い学生は置いて行くような授業に疑問を持つ…。