“10年後の約束”に「え、面白い!」と思うものの…
──本作は「ファンタジーラブストーリー」ですが、ファンタジーだからこそ伝えられるものは何だと思いますか?
私自身は、この作品のファンタジー要素から、改めて今あるものの大切さに気づくことができるなと思いながら日々撮影しています。
この作品はラブストーリー×ファンタジーなので、誰かを思うこと自体も奇跡なんだとも思えるし、家族や恋人、友人と心を通わせて愛し合えることも普通のことではないんだな、と感じられる作品だと思います。
──最近、周囲の人との関わりで心が温まったエピソードはありますか?
1ヵ月ちょっと長崎に行きっぱなしで、東京にあまり帰ってくることができませんでした。でも「みんなで忘年会をしよう」と連絡をくれる友人がいたり、「早く帰ってきて」と言ってくれる家族がいたりして。会えないことが分かっているのに、そういうメッセージをくれる優しさにキュンとしました。
こうして離れていても気にかけてくれる人たちのことは、ちゃんと大事にして、「いつもありがとう」と言わなきゃいけないなと、今この役をやっているからこそ思えました。
──第1話で雨と太陽が10年後の再会を約束する場面がありました。永野さんご自身は、「10年後の約束」をされたら、どう思いますか?
「え、面白い!」と思います(笑)。タイムカプセルを埋めて、10年後に堀りに行くとかやってみたいと思うのですが、覚えていられない気がするんですよね。だから、「覚えていてくれるなら、いいよ」と約束します。
──2024年はこのドラマでスタートを切りましたが、どんな1年にしたいですか?
2023年に比べると、皆さんに見ていただける機会が多分多くなると思うので、ファンの方には楽しんでいただきたいなと思います。
自分的には、いつも通り着実に、無理しすぎず、頑張っていきたいですね。
撮影:今井裕治