<片平なぎさ コメント>

――オファーを受けたときは、どう思いましたか?

マネジャーさんが「すごくいいお話があるんです。ただ…」っておっしゃるので「なに?」と聞くと、「ピアノを弾かなければならないんです」と(笑)。

私、ピアノは素人なもので「ムリだわ、私。受けるわけにはいかない」とお伝えしたのですが、台本だけでも読ませていただけないか、と申し出まして。そしたら感動して。涙、涙で。出たい気持ちがこみ上げてきてしまったんです。

まだ少し時間もあるし、『月の光』を頑張って練習すれば、弾けるようになるかも…と、逆にお願いして、出演させていただくことになりました。

――片平さん演じる、渡会小百合について教えてください。

小百合さんは、すでにこの世にいない人ですが、かわいらしくて、やさしい女性だろうなと感じました。

そして、旦那さまのことが大好きで…。この世から消えていく怖さより、残された旦那さまがどうやって生きていくのか、心配で心配でしょうがなかったと思います。

本当に、心から愛していたんだな、と感じます。

――初共演となる、國村隼さんの印象は?

ずっと大好きな方で、いつかご一緒できたらと思っていました。國村さんの作品は数多く拝見してきましたし、今回出演したいと思った大きな理由のひとつです。お会いしたら、気さくでやさしい方で。心から大好きな夫婦になれそうです。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

クリスマスイブの夜、今、あなたの隣にいる大切な人と、ウイスキーを飲みながら見ていただけたらと思います。