國村隼さん、尾崎匠海(INI)さん、片平なぎささん、加藤史帆さんがスペシャルドラマ『ドビュッシーが弾けるまで』の記者会見に出席しました。
2025年12月24日に放送される『ドビュッシーが弾けるまで』は、美しいピアノの旋律と酌み交わす酒が織りなす、聖夜に響く再生の物語。
國村隼さんが演じる最愛の妻の死でふさぎ込む主人公・渡会喜一郎と、尾崎匠海さんが演じるピアノの才能を持ちながら夢を諦めた青年・佐々木匠が、ひょんなことから始まったピアノのレッスンを通して心を通わせ、止まっていた人生の時間を再び動かしていく様子を描きます。
國村隼 初ピアノに苦戦?「右手と左手で違うことをするんや!」
國村さんは、今作で初挑戦となったピアノ演奏に関して「大変でした」と苦笑。「鍵盤に触るのが初めてだった」と言い、1ヵ月ほど毎日必ず1回はピアノに触れて、1~2時間は練習したそう。
「右手と左手で違うことをするんやって。こんなことできるかな?って本気で思いました」と、最初にピアノに触れることになった際の率直な思いを明かしました。
さらに、「小指と薬指をあんなに動かすことがなかったので、つることはなかったですが、思い通りに動かないことはありました」と苦労もあったと言います。
劇中のカギとなるドビュッシーの『月の光』に対する思いを聞かれると、國村さんんは「ものすごくいい曲やなと思いました。夜、月の出る時間帯に1人で、部屋の中でじっと何か物思いにふけっている人のイメージがあります」と語りました。
ウィスキーもまた、このドラマの一つのキーに。ウィスキーの魅力について聞かれた國村さんは、「人間臭いお酒やな」と言います。
「時間っていうものがすごく重要なファクターで。例えば、人間は生まれて、年を重ねてどんどん大人になっていきますが、ウィスキーも樽のなかでずっと時間を過ごしていきます。ウィスキーはそのまま熟成していきますが、人間は途中で間違ったりしますけどね」と、人間とウィスキーを比較。
続けて、「生まれてから死ぬまでの時間を、ちゃんと生きている感じのするお酒ですね」と微笑みました。
同じ話題を振られた尾崎さんは、「この後に俺か…」と苦笑。それでも「そんなカッコいいこと言えないけど、大人の趣味になるものだなと思っています。歴史を知れば知るほど、味の違いがわかると聞いたことがあるので、大人になれば、僕も楽しめるのかな…と。味の違いがわかる人になりたいです」と、目標を語りました。
イベント後半には、「今回ピアノ初挑戦ということですが、2026年に挑戦したいことは?」という質問が。國村さんは「来年、馬に乗る機会がありそうでして。馬を乗りこなしたい」と回答。これにはキャストも「カッコいい!」と声を上げます。
続いて、尾崎さんが「グループ活動で作詞をしたことはあるのですが、作曲はまだしたことがないので、作詞作曲した曲が来年出せたらいいなと思っています」と語ると、客席から拍手が。
加藤さんは「アクションやってみたいです。体を動かすのが好きなので」、片平さんは「今回せっかくピアノを始めたので、やめないように…独学ですが、『月の光』を引けるようになりたいなと思っています」と、ぞれぞれが挑戦したいことを明かしました。
ドラマはクリスマスイブに放送されるということで、ステージ上のクリスマスツリーをオーナメントで飾る一幕も。
キャスト4人でワイワイと、どのオーナメントを飾るかを相談したり、ツリーの高いところに手を伸ばす尾崎さんを見た國村さんが「僕のも高いところにつけて」とお願いをしたり、和気あいあいとした雰囲気の記者会見となりました。
『ドビュッシーが弾けるまで』番組概要
2025年12月24 日(水)22時〜23時34分(フジテレビ系全国ネット)
脚本:石田真裕子(新人・第36回フジテレビヤングシナリオ大賞受賞 ※本作が地上波デビュー作 )
プロデュース:鈴木康平
演出:平野 眞(『めおと日和 波うららかに』、『監察医 朝顔』シリーズ、『5→9~私に恋したお坊さん~』他)
制作著作:フジテレビジョン
