國村隼さんと尾崎匠海(INI)さんが、スペシャルドラマ『ドビュッシーが弾けるまで』の見どころや初共演となるお互いの印象について、笑いのあふれるやり取りを見せました。
2025年12月24日に放送される『ドビュッシーが弾けるまで』は、美しいピアノの旋律と酌み交わす酒が織りなす、聖夜に響く再生の物語。第36回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞した石田真裕子さんの地上波デビュー作となります。石田さんは、受賞作『人質は脚本家』のFODショートに次ぐドラマ化を果たしました。
最愛の妻の死でふさぎ込む主人公・渡会喜一郎(國村隼)と、ピアノの才能を持ちながら夢を諦めた青年・佐々木匠(尾崎匠海)が、ひょんなことから始まったピアノのレッスンを通して心を通わせ、止まっていた人生の時間を再び動かしていく喪失から再生を、『月の光』の旋律をめぐる交流と、ウイスキーを飲み交わす時間を通じて描きます。
めざましmediaでは、撮影に入る前の國村さんと尾崎さんに、本作の見どころや演じた役柄について、そして2人が初挑戦したピアノへの奮闘ぶりを聞きました。
國村隼「匠海くんは、アイドルという僕の知らないすごい世界にいる人」
――初共演となりますが、まずはお互いの印象を教えてください。
國村:ほんまにさっき、数時間前に初めてお会いしたばかりですけれど、もうずっと一緒にいるような感覚になっています。
尾崎:先ほど、初めての本読み(台本の読み合わせ)でご一緒させていただきましたが、圧倒されました!引き出しがすごくて、勉強させてもらえることがたくさんありました。全部吸収するつもりで本番に挑めたらなと思っています。
國村:吸血鬼みたいやな(笑)。
――國村さんから見た、本読みでの尾崎さんの様子は?
國村:すごくストレートで素直で、「ああしてやろう、こうしてやろう」という思惑だらけのお芝居とは真逆でした。そんな匠海くんを見ていて、「匠くんだなぁ」と思って見ていました。同じ「タクミ」でややこしいですが(笑)。
尾崎:僕は、國村さんが出演されたいろいろな作品を見ていて、怖い…まではいかないんですけれどイメージが…(言い淀む)。
國村:思ったこと言うてええよ(笑)。
尾崎:怖いイメージがあったので(笑)。どういう方なのかな?と、探りながらやっていました。でも、國村さんの関西弁を聞いて、俺も大阪出身ということもあり、すごく仲良くなれるんじゃないかなと思っています。
國村:もう仲良くなってるから。
尾崎:ありがとうございます!
國村:匠海くんは、アイドルという僕の知らないすごい世界にいて、ドームで大勢の人を相手にやってはる人ですから、それは「すごいな」と思います。
尾崎:うれしいです。(仲良くなるために)ここからもう、どんどん行きます!
――本作では、ピアノを弾くシーンが登場します。
國村:初めて鍵盤というものをさわりました。どれが「ド」ですか?って聞いたぐらいで。まだ撮影が始まっていないので、今はバイエルから始めて必死で練習しているところで、演じる喜一郎さんとまったく同じ状態です。恐ろしいでしょう?撮影日までに弾けるようにならないと。
尾崎:俺も、相当苦しみながら練習している最中です。
國村:連弾のシーンがあるんですが、この人の指、見てくださいよ。(尾崎さんと手を並べて見せて)僕の指と全然長さが違う。こんなんずるい。僕は短い指で苦労しているのに(笑)。
尾崎:いやいや!俺だって難しいですよ(笑)。ピアノを弾くのは初めてに近かったので。もう必死です。
國村:しかも、匠はピアノがうまい人という設定だから。
尾崎:弾き方から姿勢から、気にすることが多いです。ピアノって本当に繊細な楽器だなと感じています。
お互いの印象、ピアノシーンへの挑戦を楽しく語ってくれた國村さんと尾崎さん。インタビュー後半では、本作の見どころを語るだけでなく、「お互いに聞いてみたい事」についても盛り上がります。
