東急プラザ銀座にて開催中の『視てはいけない絵画展』。
絵画に秘められた背景を知ることで恐怖を味わいましたが、どうやら絵画だけではない展示やついつい引き寄せられる自画像も登場しています。

無数の円が描かれたふすまや「どうしてこんな目に…」と残された紙

『円』

今度は、とある家屋から回収されたという大きなふすまが現れます。
黒い円を中心に、さらに大きく円が描かれています。なんだか、ふすまを開けると、よくないことが入り込んでくるようにも…。

『円』

ふすまに近づいてみると、大小異なる円が無数に重なっていることが分かります。

解説によると、とある男性が、ある時からふすまに円を描くことで悪しきものから家族を守るという思想に取りつかれていたんだそうで、「彼は身内に病気や不幸が訪れるたびに、より多くの、より大きな円をふすまに描き加え、その円が結界として機能することを必死で信じていた」とのこと。

『円』

ふすまの近くには、何かが染みこんだ古びた紙が置かれています。
「昨日娘が死んだ 次は俺 ○○○がいるのだ」と、名が書かれた部分はぐちゃぐちゃで読み解くことが難しく、「どうしてこんな目に…」と、筆跡から苦しさも感じられます。
何かから必死に逃れようとしていることが伝わってきますね。
 

『笠岡屋敷』

続いては、「かつて日本の古い家屋で実際に使用されていた『壁の一部』が、そこに掛けられていた日本画と共に切り取られたもの」と、ところどころにひびや穴が開いた壁の破片に、山水画風の風景が飾られています。

この作品は「物好きなオカルト愛好者の元を渡り歩いた」ようですが、一体どこに惹かれたのでしょうか…?

『笠岡屋敷』

裏側に回ってみると・・・ぎっしりとお札が貼られているではありませんか!
“禁視絵”監修者によると「もしかしたら壁の裏に力の強い存在がいた家だったのかもしれません」とコメントしていて、筆者は何かの怨念を受けないよう、あまり長く見ずにその場を離れました。

取りつかれ注意!女性の自画像はなぜ目元が隠されている?

“禁視絵”監修者いわく「自画像は、作者の念が留まることが多い」そう。
「肉体から離れた存在は、様々な角度から取りつく可能性を探っていますが、その多くは目からとも言われています」とのことで、早速、自画像を見ていきましょう。

『自画像』

黒のドレスに身を包み、なぜか目元が上からテープで隠されています。解説によると、この画家の女性は「本作品を完成させたわずか7日後に亡くなりました」と、絶筆作品なんだとか。彼女をみとった友人らがこの絵画について、『彼女が恨めしそうに自分を見つめている』と証言したそうで、彼女の目元が隠されるように…。

『自画像』

この作品は1938年に制作されたようですが、目元が隠されていることによって長い年月を経て、「視てはいけない絵画」として知名度を上げたんだとか。
どんな目元になっているのか…好奇心が湧いてきますが、そこはグッと気持ちを抑えます。

続いて、「長時間の鑑賞は推奨しません」と説明が書かれた肖像画が・・・。

『ある男の肖像』

そこには、とある男性が描かれていますが、顔に赤色の筆が加えられていて、どこか奇妙な作品です。
説明によると、この作品は複数の画家たちが、断続的に筆を加えて完成させたんだそう。表情がうまく読み取れず、描いた画家たちがこの男性に対して強い嫌悪感を抱いていそうですね。
実は、自画像の女性とも関わりがある人物なので、ぜひ会場でその真相に迫ってみて下さい。

どこか異質な広々会場で、計25作品が展示されている今回のイベント。
ここまでは普通の絵画鑑賞と同様に楽しめましたが、暗闇空間で見ないといけない絵や直接視てはいけない絵が待ち受けています。