デビューを目前に控えたSixTONESが、アリーナツアー「TrackONE-IMPACT-(トーンインパクト)」をスタートさせた。フジテレビュー!!では、ツアー初日となる1月4日(土)の横浜アリーナ公演のもようをレポートする。
会場の前には早い時間から多くのファンが詰めかけ、メンバーがプリントされたコンサートグッズのうちわを持った記念撮影会がいたるところで行われていた。当たり前だが、その表情は誰もが笑顔。開演を心待ちにしている様子がうかがえた。
※この先、若干のネタバレを含みます。ご注意ください。
デビュー曲はもちろん、ジャニーズJr.として歌ってきたオリジナル曲も披露
開演直前には客席のどこからともなく“SixTONESコール”が沸き起こり、場内が暗転した瞬間に地響きのような歓声が。モニターにメンバーの映像が1人ずつ映し出されると、そのたびに歓声は大きくなり、実物の6人が登場した時には最高潮の盛り上がりを見せた。
オープニングから飛ばすSixTONESは、さっそく驚きの演出を見せる(説明するとつまらなくなってしまうので、伏せますが…取材班も「え、え~!?」と驚きました!)。これはのちのMCで京本大我が「予定より多かったよね!?『やめて、やめて!』って思っちゃった(笑)」、田中樹が「俺も『ま、まだいくの!?』って思ったよ」と語る場面も。本人たちも仰天の演出だったようだ。
近未来的なステージ、天井にまで施されたLEDモニター、客席の近い場所に作られた花道とトロッコ。6人はそのすべてを駆使して、ジャニーズJr.として歌ってきたグループのオリジナル曲をはじめとする25曲を歌唱(アンコールは除く)。
力強い歌声とともに客席を曲の世界観へと引き込み、映像や光とのコラボで魅惑的に踊り、笑顔を届けていく姿が印象的だった。
SixTONESのコンサートと言えば、爆笑必至のMCも見逃せない。この日は、ジェシーの「さぁ、始まりました『ザ・少年倶楽部』(NHK)!」と出演番組のような導入をするボケからスタート。
森本慎太郎は「エブリバディ謹賀新年!」と叫んだり、田中は久しぶりに多くのファンを前にしゃべるため、「恥ずかしい」と言ってなぜか小声になってしまったり…すでに波乱の予感が。
そして、田中が、髙地優吾の着ている衣装につけられたボールチェーンの装飾を見つけたところから、会場全体が笑い転げるトークに展開していく。
田中:何そのチェーン!ボールチェーン?
髙地:カッコいいでしょ!湯船に浸かってるよね(笑)。※ボールチェーンのついた風呂栓のこと。
メンバー:(爆笑)
田中:お風呂入ってる時さ、(足の)親指と人差し指の間に挟んでデュルデュルデュル(2本の指の間に挟んで上下させて遊ぶ)ってやらなかった?
ジェシー:分かる(爆笑)
京本:樹、それは(栓を)抜くっていう話をしてるの?
田中:違うよ!
京本:どういうこと?栓をなぞって遊んでるってこと?
田中:髙地!ちょっと来て(靴と靴下を脱ぎ実践しようと準備)。
髙地:…足汚ねー(笑)。
森本:靴下の毛が(笑)。
田中:新品の靴下だから!
松村:頼むから、ファーストコンで「足汚い」って話やめてくれる(笑)?
その後も、「(足指でチェーンを挟んだまま栓を)抜くのもやるでしょ!あと、栓をうまくお風呂の穴に入れられるかやらなかった?」(京本)、「(仰向けに寝転がり)お湯が溜まるまで水深が浅くても、こうやって入ったよね!」(ジェシー)などと、お風呂トークで大盛り上がり。
松村が「こんなに長いことお風呂の話をするとは…」と苦笑する中、田中は「今日絶対、湯船入ろっ!」と、ウキウキの表情を浮かべていた。
グループにとって大切なデビュー曲。メンバー6人揃って思いがあふれる
本編のラストは、デビュー曲「Imitation Rain」。歌唱前には6人それぞれが、これまでの苦悩やデビューが決まったことで感じた戸惑い、グループへの思いを吐露。続く力強い歌唱・ダンスが、今後へ向けた決意に感じられる構成になっていた。
それだけ思いのこもった曲でもあることから、中盤からメンバーの目からは涙があふれていく。ついには京本が歌うことができなくなる場面も。それでも、見守るファンの眼差しは温かく、互いを思いやりながらステージをあとにしたメンバーに大きな拍手が送られた。
アンコールでは、2階席もアリーナ席の外周に設置された花道も、ゆっくりと隅から隅まで回って手を振っていた6人。客席にもこの日一番の笑顔が咲き乱れていく。これから先、SixTONESはどれだけの笑顔を生み出していくのか…。興味が湧き、期待感が高まる公演だった。