ラブに行き過ぎない…鹿乃子が経験してこなかったであろう、ちょっとした青春の甘酸っぱさ

いやー、それにしても、今回も、とってもいいお話でしたね(ここから取り戻します)?!

まず、昭和初期のノスタルジーが舞台とあって、あんな身代金事件が起きたとしても、とにもかくにも警察に!って、ならない、こっちにもそういう気持ちを持ち込ませない、あの世界観がとてつもなく新鮮ですよね。

現代劇だと、すぐにでも警察呼ばないと!って、ドラマのリアリティとは…って、つい、ツッコんじゃうものね。そういう、ホントは知りもしないリアリティ、言いたくなっちゃうものね…(うん、でも、そんな自分も、好き♡…わけわからん)。

だけど、そうはいいつつも、最終的に、最後の砦(とりで)的に、ちゃーんと警察というワードが出てきて、そこにきれいなオチをつけて、なんなら左右馬の友人であり警察の端崎(味方良介)のちょっとした活躍も添えるんですからね。全方位型で丁寧な物語運び!!

でもって、第1話同様、鹿乃子のウソを聞き分けられるという、その特殊能力ばかりにフォーカスさせることはなく、ウソにあるミステリーとその先にある人情、そして、そのウソを描いているからこそ、ホントがより鮮明になって、何気ないホントにも感動が生まれる…という、単純なようで実は深い、見たことあるようで、見たことがない、そんなドラマに仕上がっていますよね。

第1話で描かれたこのドラマの真髄が、さらに第2話で強調される…という、連続ドラマの構成としても見事です。

うん、で、僕、前回の第1話を見て、原作漫画はどうなっているんだろう?と、ちょっと、漫画の方も、読んでみたのです。そしたら、漫画の第1話、僕が読んだ限り、ほとんど変わらない!!なんという、再現度!!!

例えば、鹿乃子の過去=“バケモノ”と呼ばれた幼少期を冒頭で丁寧に描いて見せたことで、後半にある、鹿乃子が初めて特殊能力で感動を覚えるという場面が強調されていたり、謎解きの部分では、タロくん(渋谷そらじ)が内緒で飼っていた猫の首輪=手ぬぐいを、視聴者へ気づいてもらいやすくするため、セリフで言及していたり…という、そういう、実写化する上でのアプローチと演出は加えられてはいるけれど、ほとんど、あの漫画の世界観を、再現されているじゃあないですか!

しかも、世界観は見た目だけではなく、原作の時点でウソとホントを、どちらも丁寧に描いている!なんて、素晴らしい原作!!へたすれば、あの漫画から、舞台設定と特殊能力だけ抽出して、ミステリードラマに特化してしまってもおかしくない…とすら思ったのに、なんという、素晴らしい、再現度!!

で、この、読んだ/見たあとの、この趣の違い!この違い、を楽しむのも面白いですね??僕、漫画、ちっとも読まないので(ドラマばっかり見てきたの♡)今後は、同時に、楽しませていただきます!!

んでもって、前回が『ガリレオ』『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』『刑事ゆがみ』『モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-』『シャーロック』の西谷弘監督演出回だった…簡潔に紹介すると、ザラザラとした質感の深い人間ドラマが得意の、そんな西谷監督演出回でしたが、今回は『東京ラブストーリー』『ロングバケーション』『ラブジェネレーション』の永山耕三監督!!!

そう!一言で言い表すなら、ラブ&ポップ!!まさに、冒頭の、鹿乃子の手紙から始まる、前回の振り返りと、左右馬との関係性を語るあのシーンは、まさに、ラブ&ポップ!!

とはいえ、このドラマ、ラブストーリーではないので(きっと)、ラブに行き過ぎない…鹿乃子がこれまで経験してこなかったであろう、ちょっとした青春の甘酸っぱさが感じられる!!

左右馬への視線がラブとも青春ともとれる、そんなラブ&ポップな絶妙な演出!!西谷監督も永山監督も大好き!!次は、いつの回かは不明だけど、鈴木雅之監督回も楽しみ!!そう!!みなさん!!演出の違いにも注目してください!!!