桐谷健太らとの共演に「うわぁ~」と興奮

──撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

ゲスト出演ということで、出来上がった空気感の中に入っていくことになりますから、最初は少し緊張していました。

でも、現場に入ってみたら、ずっとその場にいた気分になってきて。それくらい、共演者の皆さんが温かく迎え入れてくださって、和ませてくださって、途中から入ったという感覚はあまりありませんでした。…って、自分で言うのもなんですけど(笑)。

──特に武良井役の桐谷さん、前川の憧れの医師・榊原役の瀬戸さんとのシーンが多かったと思いますが、お2人と芝居をした感想を聞かせてください。

すごく…変な感覚でした。役として話しているときは何も思わなかったのですが、ふとカメラが止まって我に返ると、「以前から作品を見てきた人たちと、今一緒に芝居をしてるんだ」と思って。「うわぁ~」とちょっと興奮するというか。

──そういった思いは直接お2人に話しましたか?

桐谷さんが出ている作品はほとんど見ていて、最近で言うと『インフォーマ』(カンテレ)も見ていたので、役の裏話とか、昔の作品の話をいろいろと聞かせていただきました。

瀬戸さんは、事務所の先輩なので楽屋に遊びに行って、一緒にご飯を食べていました。

あと、瀬戸さんはイラストが趣味だそうで、休憩中によく絵を描かれているので、僕も最近趣味で描いていた絵を見ていただいたところ「それ、続けたほうがいいよ。一緒に描こうよ」と言ってと言ってくださって、一緒に黙々と絵を描く時間もあり、楽しかったです。

僕、変な絵を描くのが好きで、瀬戸さんに描いて見せたら「ちょっと思想が怖い(笑)」と言われました。色使いはカラフルなのですが、少しグロテスクな絵なので、そう思われたのかもしれませんね(笑)。