──ともに“前科者”を演じる高野洸さん、渡邉美穂さん、吉田健悟さん、井頭愛海さんらキャストの皆さんの印象を聞かせてください。
過去に共演したことがある方も、初めて会う方からも刺激をもらえるのでワクワクしながら撮影に入りました。
今回、顔合わせ後すぐに撮影に入ったので、みんなが演じるキャラクターは資料でしか知らなかったんです。撮影の初日は更生施設で“謎の男”カトウ(細田善彦)から説明を受けるだけで、僕らはほとんどしゃべるシーンもなくて。だから、「この人はどんなキャラクターなんだろう」とお互いに探っていたところはありましたね。
草川拓弥 撮影初日から虫に刺され「メイクさんをあわあわさせてしまった」
──まだ撮影は始まったばかりかと思いますが、印象的な撮影エピソードはありますか?
更生施設は都内から離れたところでロケをしているのですが、とにかく自然豊かで、虫が多いんです。僕、いろいろなものに刺されやすい体質みたいで、初日からこめかみを2ヵ所刺されて、メイクさんをあわあわさせてしまうっていうこともありました。
酷暑は終わりましたが、これから寒くなっていくので体力勝負なところは引き続きだなと思いながら、僕にとっては虫との闘いが一番大変そうな気がしています(笑)。

──印象に残っているシーンはありますか?
更生施設に連れてこられた6人が、それぞれに自己紹介をするシーンですね。そこで初めてみんなの声を聞きましたし、100%ではないにしても「こういう人物なのかも」ということがわかる、物語のスタートなので印象に残っています。
──このドラマでは、更生について描かれます。草川さんは、罪を犯した人にチャンスは与えられるべきだと思いますか?
難しい質問ですね。台本を最初にいただいたとき、その点が一つの大きなテーマだなと思っていました。
罪を犯すことは絶対にダメだということは大前提です。ただ、まだ考えはまとまっていなくて。この作品を通して一つ答えが出せるといいなと期待感をもって、現場に臨んでいるところです。
