コーヒーを口にするシーンでは、「このシーンは何回でもできます。コーヒーが好きなので」と笑顔で現場をなごませ、全体を通して落ち着いた雰囲気の中に、程よい緊張感となごやかな場面が共存する撮影となりました。
このたび、撮影直後の大沢さんのインタビューが到着しました。
大沢たかお「エンドユーザーのリアクション」が最高のギフト
――撮影を終えた感想を聞かせてください。
コーヒーが本当に好きなんだけど、スタンバイ中はなかなか飲ませてもらえなくて、(カメラが)まわるとちょっと多めに飲んでいました(笑)。口元でカップを持ったまま、待っているのですが、香りだけはしてくるので、(飲めないのは)ちょっとしんどいなと思いながら…結局、飲んでいましたけどね(笑)。自分の好きな世界と今回のお仕事が完全に一致していたので、ずっと楽しくさせていただいていました。

――どんなタイミングで新商品を味わいたいですか?
大事な打ち合わせの前も1回、コーヒーを飲むとすごくキュッとシャキッとするというか、頑張ろうと思えるんですよね。例えば、ちょっとイヤなことがあったとしても吹っ切れる。だから、楽しむ以上に自分のライフスタイルと密接につながっているような感じです。
スイッチでもあるし、オフのタイミングでもあるし、オンのときもそう。自分の生活の中で大事なポジションにいつもいてくれるのがコーヒーです。

――仕事などを頑張った日の終わりにはどんなふうに気持ちを切り替えていますか?
どんなに頑張っても、意外とまわりから「頑張った」とは言われなくて、何事もなく終わって解散、みたいなことが僕だけじゃなく、どの仕事の人でもよくあると思うんです。学生のころだったら先生が褒めてくれたり、両親が褒めてくれたり、友だちが褒めてくれたりとあるけれど、社会ってそういう機会がなくなってしまう。
「自分だけ頑張っているのかな」って僕自身も若いとき、孤独になってしまったけれど、そんな中でも自分の中でごほうびみたいなものを見つけていくことが大切だと思っています。
僕は学生時代からコーヒーが好きで、ひとりで喫茶店に飲みに行くし、自宅でも飲むし、自分を励ますリフレッシュでもある。ひとつのごほうびですね。

――過去、どのようなごほうびを自分にあげましたか?
自分のやったお仕事で現場にいる人たちが笑顔になってくださったり、それが世の中に流れたときに楽しんでくださったり、喜んでくださったり、エンドユーザーの皆さんに届いたときのリアクションが自分にとっては一番のごほうびで、最大で最高のギフトです。