『僕の大好きな妻!』より、百田夏菜子さんのコメントが到着しました。
百田夏菜子(ももいろクローバーZ)さんが初主演を果たす、土ドラ『僕の大好きな妻!』(6月4日スタート!/東海テレビ・フジテレビ系)。
発達障害の特性がある北山知花(百田夏菜子)と、その事実を知り、戸惑いながらも向き合っていこうとする夫・悟(落合モトキ)。
多くの壁にぶつかりながらも、自分たちだけでなく周囲にも「お互いを思いやる」気持ちが広がっていく、今までにないラブストーリーです。
連続ドラマ初主演となる百田さんに、知花という役や撮影時のエピソードなどを聞きました。
<百田夏菜子 発達障害のある妻役で連ドラ初主演「知花とともに精一杯生きたい」>
明るくエネルギッシュなところが知花の魅力!パワーもらえます
<百田夏菜子 コメント>
――この役のオファーがあったときは、どう思いましたか?
移動中の車の中で、マネジャーさんから「こういうお話をいただいたんだけど」と言われたのが最初ですね。
原作である「僕の妻は発達障害」のお話の内容だけでなく、スタッフのみなさんの「障害」のことを逃げずにちゃんと視聴者に伝えたいという熱い思いも聞かせていただいて、とても素敵だなと思いました。
そんなスタッフのみなさんと一緒に、同じ気持ちで、この作品の世界に入りたいと思い、今回の役をお受けしました。
これまでドラマに出演した経験はそれほど多くないのですが、意外と奥さん役や、それどころかお母さん役もやらせていただいたことがあるんですよ!
自分でも不思議だなって思っています。ただ、今回の知花は、今までにない奥さん役なので、見ている方も新鮮に感じてくださるのではないでしょうか。
――撮影が進むにつれて、意識が変わったことはありますか?
撮影は終盤まで進んでいるのですが、今でも毎日いろんなことを考えて向き合いながら学ぶ日々です。
私の中で変わったこととしては、人間観察をするようになったこと。
ちょっとした失敗をしてしまったとき、その人がどう反応するのか、周囲の人はどんなリアクションをするのか、さらにその様子を見た自分(百田)が、どんなふうに感じるのか。
ひとつの事柄でも、そんなふうに多面的な気持ちをキャッチするようになりました。
――知花を演じる上で、心がけていることは?
発達障害は、100人いれば100通りの特性があると言われるくらい、人によって違いがあるそうです。
ドラマの中での知花の特性は、物事を決められた順番通りに進められないと混乱してしまったり、言葉を額面通りに受け取ったり、人の気持ちを察するのが苦手だったりすること。
私自身は頭の中で考え、言葉を選んで話すほうなので、セリフを言う際は、“知花として感じたことがパッと口から飛び出てくる”そんなイメージを大切にして、知花を演じています。
基本的に知花はとても明るくてエネルギッシュな女性なんですね。自宅のシーンでも、階段を駆け上るシーンが何度もあったり。
そういう知花の魅力が演じていてもとても楽しいのと、台本の知花のパワーにちょっとついていけなくなりそうなときもあって(笑)。
私も頑張ってついていかなきゃ、って思っています!
悟は「理想の旦那さんランキング」があったらランクインするのでは!?
――夫・悟役の落合モトキさんの印象は?
今回のドラマで初めてお会いしたのですが、初対面の日がリハーサルだったので、お互いの戸惑いが全面に出てしまって…。
監督も交えて「夫婦の形を、もう少し深めていかないと」という話をしたのを覚えています。
スタッフさんからは「スマホの待ち受けを、二人のツーショットにしてみたら?」なんて案も出ましたね。
ちなみに落合さんは、私のライブ映像をたくさん見てくださったそうです。そうやって少しずつ打ち解けて、今はとても気さくにお話できるようになったと思います。
――百田さんから見た悟の魅力は?
ちょっと不器用なところもある悟ですが、知花のことをとても大事に思ってくれている、思いやりのある素敵な旦那さんです。
不器用なところも可愛らしいというか、完璧ではないという人間らしさも愛おしく思えますね。知花を演じていても、悟がいるととても安心感があるんです。
もし「理想の旦那さんランキング」みたいなものがあったら、悟はランクインするのではないかと、私は勝手に思っています(笑)。
ドラマを見ていただくと、男女を問わず悟の魅力に惹(ひ)かれるんじゃないでしょうか。
――では、知花と悟は理想の夫婦?
お互いを思い合いながら進んでいく知花と悟は、理想的な夫婦ですよね。
読み合わせをした際、いろんな方に「(知花と悟が)お互いをとても愛おしいを思っているという気持ちを、常に持っていてほしい」と言っていただいたんですけど、そんな気持ちを大切にしながら、日々撮影に臨んでいます。
実現した「ももクロ」で主演&主題歌の夢
――主題歌も、ももいろクローバーZですね!
はい。5月にリリースされた私たちのアルバム『祝典』(読み:しゅくてん)に収められている曲「なんとなく最低な日々」が主題歌になります。
これまでずっとメンバー同士で、「いつか誰かが映画やドラマで主役を演じる際は、ももクロで主題歌を歌いたいね」と話していました。
今回主役をやらせていただいて、主題歌がももクロの曲に決まったときは、私だけでなく、メンバーもとても喜んでくれました。
――演技と歌、似ているところは?
演技の面白さって、自分以外の人になれるところだと思っています。
そこには必ず、自分には見えなかった世界が広がっていますし、まるで別人のような言葉を話したりもする。そういう点が、演技ならではの面白さですね。
ただ、言葉に思いをのせて、見る人や聴く人に届けるという意味では、演技も歌も同じじゃないかなと思います。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
第1話の最後に、「私が見ている世界と悟が見ている世界は違っていて当たり前だけど、思ったよりもっと違ってた」というシーンがあるのですが、そこで知花が、二人で前向きに歩いていきたい、という自分の思いをまっすぐ悟に伝えるんです。
そのときの知花が強くて格好いいなって。そんな知花の思いが見ている方にも伝わるといいなと思います。
共演者のみなさんやスタッフのみなさんと一丸になって、現在撮影しているので、ドラマを見て、やさしい世界がどこかでつながっていくそのきっかけになれたら。一生懸命作っているので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います!
百田夏菜子さん主演『僕の大好きな妻!』(全8回)は、6月4日(土)23時40分より、東海テレビ・フジテレビ系でスタートします。
<ストーリー>
新婚ホヤホヤの知花(百田夏菜子)と悟(落合モトキ)。
知花は派遣のアパレル販売員。悟は漫画家アシスタント。裕福とはいえないが、お互いを思い合い、毎日を笑顔で過ごしていた。
そんな中、悟はちょっとした違和感を覚えるようになる。出かける約束をしたのに覚えていない。なぜか、洗面所のタオルから卵を発見。会話をしてても、すぐに話題が飛んでしまう…。
とはいえ、悟にとっては気にならないレベルだったのに、知花が仕事をクビになったことで事態は大きく変わってしまう。「私、発達障害かもしれない」――。
動揺する悟は、師匠のベテラン漫画家・野村萬坊(小倉久寛)や先輩の佐竹(徳重聡)に相談しながら、知花を支えようとするが、知花はそんなこと望んでいないこともわかったりして…。