その頃、興玉と小夢は柘植のもとを訪れ、「香取が自殺した直後、オフィスから薬物を回収したのでは」「他の自殺者遺族に『死ぬ前に縊鬼を見たと言っていた』と話すよう口裏を合わせていたのでは」と問う。しかし柘植は何も答えない。
興玉は芹田正彦(迫田孝也)に、マイカのパン店で違法薬物を買うよう依頼。興玉の推理では、客はポイントカードに1万円を挟んでマイカに渡し、そこに薬物の入ったパケを挟んで返しているという。
荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)にそのことを伝えようとする小夢だが、興玉はそれを制し、柘植が生出演するテレビ番組を見始める。
自殺者たちは薬物売買をするためにキッチンカーを使っていた!?
柘植は番組で、夫の香取は薬物の取引に関わっていた、連続自殺の原因は薬物で錯乱状態になったことだと話し、涙ながらに謝罪。それを見た興玉は「マイカさんが危ない」とつぶやいた。
その時、芹田から「男たちがマイカを車で拉致した」と電話が。興玉は芹田に、その車を追って自分を案内するように、と伝える。
必死で車を追う芹田だが、男たちに気づかれ包囲されてしまう。そこに興玉が現れ、男たちを制圧。保護されたマイカは取り調べを受けることになった。
開業資金を集めるためにバーでアルバイトをしていたマイカは、戸塚を含め、自殺した5人と出会う。5人はマイカに出資し、パン店の開店を手伝っていた。
しかし、半グレ組織と組んでいた彼らは、マイカの店を薬物の取引場所にすることを計画。最初は抵抗していたマイカだが、弱みを握られ従うしかなかった。